───記事への感想とかありますか?
ブログを書き始めてから一年が経過した。そんな人物から連絡があった。それは、連絡というより質問だった。気になって、彼のブログを覗き読み、ひと言コメントを残して帰る。投稿ボタンを押すと、コメントは正常に表示された。ブログを書くのは容易だけれど、執筆時間を確保するのが困難である。彼の記事の内容を読み解けば、時間の工面が困難なようであった。僕と同じで、交流への時間を執筆に充てたのだろう……SNSでの動きはない。
何かしらの感想をもらうには、簡単な方法と困難な方法。大別すれば、そのふたつの方法が思いつく。ひとつは交流である。リアルを含めてSNSなどの交流を通して反応を得る。これが最も近道だ。その代わり、持ちつ持たれつ。自分からも感想を送る必要が発生する。もっと、時間に余裕があるのなら、僕もやりたい手段である……(汗)
もうひとつは、感想がもらえる記事を書く。記事の質を上げて書く。誰だって、そんなの書ければ苦労はしない。けれども裏を返せば、超高難易度が故に恩恵も大きい。というのも……てか、そもそも、記事を読んでもらうまでのハードルからして高いのだ。それを最後まで読んでもらうとなれば、無名の僕らには無理ゲーに近い。そこでようやく土俵に立てて、今日もサヨリは元気です(笑)
幾つものハードルを超えた先で、ようやくコメント欄への道が開ける。そう思えば、野良ブログへコメントが入ることですら、低確率で起こる珍事である。そう思って書くほうが、心穏やかに記事が書ける。何年も壁打ちして来た僕である。この考えは正しいと思う。
今でこそコメントやメールから、ご意見や感想をいただけるようになったけれど、そうなるまでに、五年以上もの月日を要したのも揺るがない事実である。それを思えば、見知らぬ人からの感想なんて奇跡に近いようなこと。それでもやっぱり〝ブログの感想がほしいのよ〟なのである。その気持は重々理解しているし、一年くらい前までは、僕もそう思っていた。小説を書き始めて肩の力が抜けたと思う。
僕の小説への感想なんて……それこそ、恐れ多くて想定の範囲外。だから、読まれることもないだろう。つまり、感想なんてありません(笑) そんなぶらり散歩気分で、物語を書き始めたのだ。そして、僕には承認欲求がコピー用紙くらいペラかった。てか……友人の出現により、僕の承認欲求は満たされてしまった。だから、普通に書くだけ。それだけだった。
でも、彼には何かしらのアドバイスが必要だろう。なので、お時間をもらって、この記事を書いている。僕だって、過去に何度も「感想ほしいわ」の記事を書いた。そんな記事を書く度に「敢えて感想を書かない人もいます」的な、感想をもらうようになっていた。それは、書き手と読み手の視点の違い。それらの考えを総合すれば、ひとつの答えしか浮かばなかった……。
えっと……東野圭吾や宮部みゆきの小説で、どれだけ感銘を受けたとて、感想文を書いて送らないよね? それは、ブログの常連さんも同じじゃないかな? 今の時代じゃナンセンスだけれど、石の上にも三年とも言うし……。逆にメールやコメントが沢山入ると、お返事が大変になるかもしれないよ。常連さんが、読んでくれただけで大成功!(笑)
だと思います(汗)
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