2号地のイノシシ対策、どうしよう……。
畑をイノシシから守るなら、そりゃ、鉄筋と鉄の柵ですよ。鉄筋を支柱にワイヤーメッシュで囲えば簡単。とはいえ、こちとら商売なんかじゃない。焦りは禁物。ひとつ、ふたつ……ざっと予算を組んでみると、地獄の沙汰も……とはよく言ったものだ、4人も栄一が必要じゃん! てか、タイマー装備の電気柵(ソーラー方式)が買えんじゃね? そんな贅沢は、僕のポリシーが断固拒否する。できることなら、梅子ひとりで済ませてぇ~!
これが、5月からの課題だった。なんだかんだで7月になった。このままじゃ、なんだかんだで8月になるだろう。もう、考えている猶予がない……頭の中で悪魔がささやく、「ノーガードでも、いいんじゃない? 熱中症になっちゃうよ」阿川春花のような口ぶりで。それもそうかなと思いながらも、今のうちに手をつけないと……冬に大変なことになりますよ(汗)
山に食料豊富な今ならば、イノシシが来ることもないだろう。この畑にイノシシが好む野菜もない。けれど、冬ともなれば話が変わる。食料が枯渇するからだ。これがマズい。
というのも、雑草を乗せた土の中では、イノシシの好物のミミズが増殖中なのだから。それぞまさしく、汗水流してイノシシ食堂を作っているようなもの。遅かれ早かれ、畑がイノシシに襲われる。それも、貞子と違って予告なし。でも、きっと来る! それがイノシシ……だからこそ。
突然ですが、結界を張りました。
-外柵杭打ち-2026年7月08日-1-800x600.jpg)
知人にもらった木杭を5本、畝まわりに打ち込んだ。
ほんとうは、全体的に囲いたかった。これだけの空間なのだ。完璧なイノシシ対策で、来年のトウモロコシやサツマイモ栽培にもワンチャンあった。でも、そんなことをしたら破産する。だから、最小限の手しか打つ手がない。きゅうり、ジャガイモ、大根、玉ねぎ。秋は、これで手を打とう。状況次第でよつぼしも(笑)
ざっと見た感じ、畝を囲う防獣ネットは20メートルあれば足りそうだ。これなら、1500円でなんとかなるやも? 杭の間に麻ひもを張ってみると、なんとなくイメージが湧くものだ───これなら、イケる! そんな気がした。
-外柵杭打ち-2026年7月08日-2-800x600.jpg)
結界を眺めて思案していると、
「なんしょんな?」
通りすがりの軽トラから、近所の知人の声がした。
「イノシシ除けの結界張った」
僕は、畑を見つめてほくそ笑む。
「それ、イノシシ入り放題やん? 柵が無いやん」
暑さで狂った? そんな口ぶりに、僕は鎌をかけてみる。
「ほら……あそこ。南の一番奥の杭に、お札を貼ってるやろ? あれで、イノシシを追い払えるんやで。これ、ネットの情報」
目を凝らして、知人が南の杭を見つめている。僕はこのタイミングで虚を突いた。
「ところで、自分ち。ワイヤーメッシュ、余ってない?」
プロ農家には、ワイヤーメッシュに補助金が下りるという。普通に考えれば、先を見越して多めに買うはず。つまり、何十枚ものストックがあるやもしれない。
「あ、きゅうりの水やりの途中やった。じゃ、またな!」
世の中、そんなに甘くない。あっさりと、逃げられた……。
仕方ない。続きは、ホムセンで考えよう(汗)

コメント