iPadはキーボードを繋いだ瞬間アホになる

iPadを例えるとすば、それは赤ワインが最も適切であると言えるでしょう。

世界最高峰のワインと名高いロマネ・コンティ。僕ならそう答えます。それ以外の選択肢など有り得ません。ロマネ・コンティを一言で表すと、エレガントで華麗。その妖艶な味わいは、ワイン界の壇蜜。

ピノ・ノワールの味わい全てが凝縮され、ワイングラスの中で歓喜の声を上げています。愛しい恋人のように、優しい妻のように、そして時には娼婦のように。黒沢年男の心を掴んで離さなかったという都市伝説は有名なお話です。

僕にとってのiPadは、ロマネ・コンティそのものなのです。ただ、僕はお酒が飲めません。ですが、お酒が飲めるようになれば、さらに詳しくリアリティを持ったiPadのご説明が出来る事でしょう。

エレガントで華麗、妖艶で壇蜜さん。使い方は簡単で、トラブルも無ければ持ち運びにも便利。長時間のバッテリーも捨て難い魅力のひとつ。背中のリンゴマークがチャームポイント。そんなiPadですが、ひとつだけ困った性癖を持っています。

それは非常に悲しい事です。

iPadがアホになる問題

iPadにBluetoothキーボードを繋いだ瞬間、日本語変換がアホになります。愛猫サヨリが証人です。法定でも証言してくれると、彼は私の膝の上で約束してくれました。彼で良かったと心から感謝しています。

アホ状態のiPadを絵師さんに擬人化をお願いしたならば、間違い無く「アホガール」がベースとなるでしょう。キーボード接続でiPadは強化されるべきところ、逆に入力速度が落ちるのですから由々しき問題です。

Bitly

このiPadのアホ化は、Apple社が仕込んだ新手のプレイなのかも知れません。もしくは、日本語を使う全ての人々に対して叩きつけた、Apple社からの沈黙の挑戦状なのでしょうか？。とにかくアホです。アホアホです。タッチパネルからの入力には一切の不満が無いのに、キーボードを繋ぐとアホアホ化。どうしてなのでしょうか？。その答えは未だ不明です。

写真に写されたキーボードはエレコム製です。キータッチも悪く無いので気に入って使っています。キーボードに罪はありません。iPadの日本語入力さえ普通レベルなら完璧な仕上がりだったのです。

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中でも「は（HA）」と入力すると「馬」に強制的に変換される謎のプレイ。これには殺意さえ感じました。毎回、「は（HA）」を入力すると「馬」なのです。みなさん、意識せずにキーボードで入力されている事でしょう。しかし、「は（HA）」は紛れも無く頻繁に使う文字です。

主語を使えば必要な文字だと、言い換えればご理解して頂けるでしょうか？。この際、先ほどのワインの件は忘れましょう。いや、忘れて下さい。今の重要課題は「馬」なのです。早急な対策が必要な案件です。

この強制「馬」ループから抜け出す為に、僕はひとつの秘策を講じました。「は（HA）」と入力すると「は」が出るように。そうです、ユーザー辞書に登録したのです。結果はみなさんの期待のとおり。iPadはみなさんの期待を裏切りませんでした。「は（HA）」とキーボードを叩くと、見事に「馬」が表示されます。強制的に「馬」に変換されました。