【平成】愛猫とは戦いの黒歴史があった【炬燵合戦】

お好み焼きを狙う猫(泥棒猫)
この記事は約4分で読めます。

サヨリさんがサヨリちゃんだった頃、かれこれ7~8年前の話。

僕と彼との仲は最悪で、目が合えば飛んで逃げるし、抱っこしたら猫パンチ。そもそも息子が飼っている猫なのだから、好かれる必要もなければ、懐いてもらおうと考た事も無かった。どうせ元々野良ネコだし人間様には懐くまい。「お前はお前で好き勝手にやってくれ」そんな感じ。ただし、俺様のお好み焼きに手を出す事だけは許すマジだ。

そんな米ソ冷戦関係だった僕らは、出会って初めての冬を迎える事になる。この年は高松では珍しく何度も雪がちらつく寒さだった。今思えば、この寒さが僕とサヨリを引き寄せた。その重要なアイテムがみんなをダメにするアレだ…炬燵こたつ

スポンサーリンク

コタツは人をダメにするけど、猫もダメにするんだぜ

コタツは人をダメにするという理由から、コタツはダメ人間の僕の部屋にしか無い貴重な存在。ひょんな事からコタツの味に魅了されたサヨリちゃんは、それ以来、僕の部屋を根城に変えた。ドアを閉めれば入って来れない理論はヤツには通らない。ヤツは引き戸を勝手に開けて侵入するのだから止める事は不可能、見かけ以上に猫は賢い。

まぁ、勝手やってくれ。

俺がいない間、コタツの電源は入って無いけどな。

どういうわけか…知らない間にサヨリのトイレまで僕の部屋に置かれていた。これは来るべき夏。強烈な異臭を放つ存在となるのだけれど、そんな事、この時の僕が知る由も無かった。

それからというもの、毎夜、コタツの中で僕の足とサヨリとの陣取り合戦が繰り広げられたのは必然で、サヨリは僕の足に爪痕を残し続けた。足の傷がジンジンと痛い。そんな事は無かったかのように、サヨリは暑くなったらコタツから這い出て、僕の反対側でビヨーーーンと伸びて寝ている。どこかの国じゃないのだけれど、着実にコタツを実効支配しようとしているようだ。

そんなある日、僕は重大な情報を入手した。

家猫は爪を切りましょう。by Google

ええんか、こいつの爪、切ってもええんか。

幼少の頃から、「猫は髭を切られると天昇する」という都市伝説を信じていた僕。今の今まで猫の爪を切るなんて発想は僕には無かった。でもね、僕にとって脅威でもあった鋭い猫の爪。米ソ冷戦で言うなれば核弾頭で最終兵器。

もうね、抱っこした拍子にサヨリからのアイスラッガーを顳顬こめかみにお見舞いされたトラウマは忘れていないわけで。おかげで顔も服も鮮血にまみれたこの恨み。今こそ返すぞ~ってな勢いで用意したね、爪切り。

猫用の爪切り?そんなのは知らん。

いいんだよ、人間様ので上等じゃないか。そこからが大乱闘で、スマッシュブラザーズ。抱っこも容易では無いのだから爪を切るなんて飛んでもない話で。大暴れするサヨリを僕の二本の手と二本の足を使って固定して、さて本丸の爪を切ってキン肉バスターじゃ。ん…腕が足りない。サヨリの指を持つ手と爪切りを持つ僕の手が足りない、全然足りてない。人生で初めてアシュラマンが羨ましく思ったね、マジで。

サヨリとの格闘中に取って置きの技を編み出した。足でサヨリの腹をロック。さらに左脇でサヨリの首をロック。左手でサヨリの左手を掴みながら右手も同時にロック。肉球を摘まんで鋭い爪を出したら爪切りでパチン。この一連の作業を両手10本。両足8本…10本無いじゃないか!。何度数えても足の指が4本ずつしか無かったのには焦ってやったわ、ググったわ。

猫の足の指は4本です by Google

だそうです。

ニャロメとニャンコ先生と磯野家のタマくらいしか猫知識が無かった僕にとって、猫の指の数だけでも驚きの連続で。猫は僕にとって未知数のかたまり的存在で、空から舞い降りた問題児がサヨリちゃん。「こいつ、地球上の生き物じゃねぇ~な」と再認識。

一方のサヨリはと言うと、爪を切られた腹いせに、無言でガリガリと爪とぎに当たり散らした挙句、トイレの猫砂をトイレの外へまき散らした。「コラっ!」っと叱ると動きを止めて、キッとこっちに顔を向けるのだけれど、視線を逸らすのは相変わらず。「人と話すときは、相手の目を見て話しなさい」ってお母さんに教えてもらわなかったのかね、この子。

どんなに引っ掻いてもビクともしなくなった僕に脅威を抱いたのか、サヨリの横柄な態度は徐々に収束。呼べば一応こっちを向くような変化を見せた。一番大きかったのが膝の上に乗るようになった事で、手の平を返すというのはこういう事を言うのだろう。

それ以外のヤンチャぶりは相変わらずだったが。

猫の将棋(掛かって来にゃさい)

僕とサヨリとの今のような関係になるのには、それから3年以上の月日が必要となるのだけれど、今、想い返してみても、コタツと爪切りがターニングポイントになった事は間違い無い。

ちなみに現在の爪切りは、前足はお手の状態で、後ろ足はお姫様抱っこ状態で切らせてもらっています。もう、高齢ニャンコなので、爪切りの頻度は少なくなってしまったのが色んな意味でさみしいですけれど。

サヨリさんと冷戦していた頃が一番楽しかったかな。

未知の発見もあったし、サヨリさんも元気だった。

まぁ、あと10年くらい、お父ちゃんと遊んでくれや。

タイトルとURLをコピーしました