読書をすると眠くなる……

小説の話
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 秋ですね。秋の夜長と言えば、虫の音と読書です。でもね、本を開くと眠くなるのです。どういうわけだか、とてもとても……グ~。

 読書をすると脳が活発に働いて、そのうち脳の息が切れて、疲れて眠くなるのだとか。ラノベでは、そうでもなかったのに、太宰と三島が紡ぐ語彙ラッシュに、僕の脳がついていけない。特に三島由紀夫の睡眠効果は、睡眠薬に匹敵しているようで……読みながら寝落ちして。はっと目覚めて、また読んで。今日もサヨリは元気です(笑)

 読書に対する体力が、人並み以下な僕だから、言葉の意味を考える手間暇たるや……これもまた、カレーでも食うかの如く、いくばくかでも脳が語彙を吸収すれば、いつかは眠くならなくなのだろう……か? 芦田愛菜ちゃんのように、何時間も読書を続ける体力が、まだまだ僕には足りないようで、読み始めると、とても眠くなるのです(汗)

 そうやって、やっとこさ。金閣寺を読み終えたはいいけれど、それが頭に残っているのかというと、それもまた、大変疑問に思うところ。ブログ王シリーズでは、軽くライトに書くつもりだけれど、明晰夢では、徐々に文体を変えちゃおか? そんな目論見があったり、なかったり……とはいえ、双方ともにブロガーが、誰かの為に小説を書き始める物語。書き続けることで広がった、ブログ王シリーズの世界だけれど、その根底に根ざす想いは、今も昔も変わらない。まぁ、普通に……友達が喜んで読んでくれたら……僕としては、それで御の字(笑)

 ブログ王と明晰夢。その両作に違いがあるとすれば、それは主人公の視点である。若者視点とジジイ視点。

 つまりブログ王なら、これまでの文章で書き続ける方が、理想的で自然である。その逆に、明晰夢の主人公は若い肉体を持ったジジイである。明晰夢の世界では、そんな意味からも、難しい言葉や古い言葉が使い放題なのだから、読んで手に入れた語彙を心置きなく使うことができる。

 太宰と三島を読んだ後、明晰夢の主人公は何を書くのか? そんな意味からも明晰夢では、言葉の実験を繰り返そうと考えている。今風に言えば、トライ・アンド・エラーってやつである(笑)

 つーわけで。人間失格をもう一度読み始めた。こんなの一度で、理解できるもんじゃないっすわ(汗) そう思っていたのだけれど、人間失格のあらすじと登場人物が頭に残っているからだろうか? 割とすんなり読み進められた。それがとても不思議に思えた。一度目よりも、読むのがとても楽になった……それでもやっぱり、眠くなるとはこれ如何に?

 ブツブツと、僕は文脈を切るタイプ。これからこれが、どんなふうに変化するのか? 自分でも予想し難いことだけれど、それもこれも、まるっと一緒に楽しんで、明晰夢を書き進めたいと考えている。

 ブログ王はお楽しみ。明晰夢はお勉強。家康と信長は未だ未知数……。

 今はそんな位置づけ。にしても……やっぱり眠くなってしまうのです(笑)

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