今日もサヨリは元気です(笑)ばかりでは「ブログも書けよ」という話にもなります。今日は中休みを入れて、お正月にちょっぴりご紹介した相棒からの〝マイブック〟のレビューです。
結論から申し上げれば、予想以上に使い勝手がよすぎでした(笑)
マイブックは誰の目から見ても本なのに、ページをめくれば真っ白で、右隅に日付と曜日が印刷されているだけなのです。つまり、文庫本の皮を被ったノートです。真っ先に浮かぶ使い道は、日記帳、記録帳、予定帳……などなど。

僕の場合はネタ帳で、その日に調べた事柄や、読書や会話で印象に残った言葉を書いています。ポンカラキンコンカ~ン♪と、スマホへ打ち込めばよいけれど、スマホに残した記録って案外見ないもので、それはスマホで撮影した記録写真と同じです。数だけが無限に増えて、後になって探すだけでも一苦労で、整理するとなれば、時間泥棒。手元でパッと開けるノートのような状態が、僕には向いているようです。あの日、なんか書いたよなぁ~、何を書いたっけ? 手を動かせば、朧げに記憶のどこかに行動した記憶の片鱗が残ります。こいうのは割と大切。
正月から三日ほど、小さな文字で書きました。すると、読み返す場面で老眼鏡が必要です。これでは困る。情報量は減るのだけれど、四日目からは、裸眼で読めるサイズにしました。老眼鏡を忘れて外出することもあるのですよ、実際(汗)
最初は背伸びをして〝忘我〟とか〝悄然〟だとか。三島作品から熟語を拾っては、新年の書初めのように書きました……で、ふと思います───絶対、こんなの覚えられん! と。小難しい漢字を小説のどこで使うつもりかい? と。「答え」「ちっとも」じゃないかと。数日前、相棒に原稿を送ると「三島に引きずられないように」との助言をもらいました。そうだよ、そういうことなんだよ。なので、作戦を変更しました。
よさげな言葉を集めます。
〝この不快感は、玄関先でツクヨの靴が裏返ってる感じ〟とか〝現場のレイヤー完全無視じゃ〟とか〝のんちゃんの枕詞がやさしくて〟とか……。誰が読んでも「何を書いとんのじゃ? コイツ!」そんな一文ばかりを書いています。でも断然、僕の小説には、こっちの方が出番ある。
〝この手紙、キャバクラで配っちゃうぞぉ~〟なんて、咄嗟に思いつかない表現だし〝うーん。そりゃぁ~、どうだろう。って……なっちゃう〟なんてのも、普段使いなれない口調なので、常に意識しなければ使えません(汗) そうなんですよ、インプットの〝イン〟の当たりで、奴さんたち。記憶から逃げてしまうので、マイブックに封じ込める作戦です(汗)
さらに、永遠のライバル表記ゆれ。
日進月歩で、ゾンビの如く増殖中の表記ゆれは、あとがきのスペースにまとめています。別のノートにも書くけれど、マイブックにまでまとめる意義は、ポッケに入れて持ち運べる機動性。このサイズ感がとてもいい。
外出時、できるだけ軽装備で家を出たいじゃないですか? 若い人はどうだかですが、失くす、落とす、忘れて帰る。年寄りは持ち歩く物の数だけリスキーなんです。この三大リスク軽減の近道は、物を持たないことなのです。持ってないから紛失しない。「だったら、バッグに入れればじゃない?」それも、ご尤もなご意見です。
さりとて、枯れた脳にはシナプスが少なくて、バッグを忘れることもある。てか、バッグの中身を常時把握しきれません。鍵、財布、スマホの三点セット。そして理想は、筆記用具と文庫本三冊以内。これで紛失でもしようものなら、諦めて病院です(汗)
追加で、個人情報。
白紙のページにまとめているのは、読んだ作品名と作家の個人情報(本名含む)。それと、自分で書いた小説の登場人物のプロフィール。ブログ王シリーズだけでも大所帯ですから、三縁のじいちゃんの名前って、一郎だっけ? 何だっけ? そんなことは日常なのです(汗) 相関図までもは不要だけれど、かなりプロフは重要です。サッと確認可能な手軽さは、タイパ向上にも繋がります(笑)
筆記具も重要です。
用紙は小説とかの材質と同じだと思います。ページをめくる指の感触にも違和感などありません。二、三ページに万年筆で書きました。すると、裏写りが甚だしくて、裏から表の文字が読めてしまいます。これはマズいということで、万年筆から0.5ボールペン(ぺんてる エナージェル ニードル チップ)に持ち替えました。その書き心地は滑らかで、裏写りも少なくて。マイブックに関しては、万年筆よりボールペンが好ましい。お高いボールペンですが、百均のボールペンでは逆にストレスが溜まるでしょう。
最後に記念日。
先日、僕はやらかしましてねぇ……。マイブックに誕生日をばと、問い合わせたわけですよ……いつもお世話になっている相棒に。「お誕生日を教えてくださいな」って。メールを飛ばすこと数時間後、相棒からの返信に、誕生日が書かれています。それが別件で、頭に焼き付いている日付でして……もしや? と思って、まさか? で調べる。過去のメールを弄れば、文中に相棒の誕生日の記載がバッチリあって───失礼にも程がある。
もうね、戦慄。自分の言動にデデデと戦慄が走ります。背中に冷たい汗を伴って(汗) 焼き土下座の勢いで、相棒へ謝罪のメールを飛ばし、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。彼の誕生日をマイブックに書き込みました。
マイブックへ書き込んだ、なんやかんやの写真も投稿したいのですが……如何せん、記憶の取っ掛かりとして、知人の名前なんぞも認めたので、それについてはお許しを(汗)
コメント