釘も使わずパレットすのこを本棚に
辞書から始まり、小説、専門書、絵本、コミックスに至るまで。読者の方々から書籍をもらう。その中には、とある公園のパンフレットまで。そのすべてが、小説の肥やしにしてください。書き手冥利に尽きる贈り物に〝ありがとうございます〟の言葉しか僕は知らない。それが、まぁまぁのボリュームになれば、本棚の選択肢も視野に入れて、今日もサヨリは元気です(笑) とはいえ、本を並べる場所は重要である。理想は僕のデスクの上だ。その場所が鉄板であり、そこ以外に置くのなら段ボール箱の中と変わらない。だって、そうでしょ? 事務所にいるとき、僕はその方向しか見ていない。だったら、目の前に並べるのに決まってる。───でも、本棚は...