書籍

小説の話

谷崎潤一郎の猫の描写が〝猫あるある〟の連続で。この人、めっちゃ猫好きじゃん!

夏目漱石は、一八六七年生まれって……慶応じゃね? 江戸じゃん! 夏目漱石の生まれ年が、大政奉還と坂本龍馬の近江屋おうみや事件と同年なのも、ついさっき判明して……こりゃぁ、読書どころでは済まないわ……。『通信簿、万年国語2』 これがキャッチフレーズの僕だけれど、社会科だって負けず劣らずで、まさかの江戸の響きにグフっとなった。 こんなことを調べ始めたのは、相棒からの小包が切っ掛けで、開封の儀の場には、同僚ワーちゃんが同席していた。相棒からの頼まれ物があったからだ。初めて見る開封の儀では、クリスマスプレゼントを開く幼子のように、ワーちゃんの好奇心の目がギラギラしている。「うわぁ~、ちゃんと区分してる...
レビュー

新潮文庫 マイブックのレビュー記事

今日もサヨリは元気です(笑)ばかりでは「ブログも書けよ」という話にもなります。今日は中休みを入れて、お正月にちょっぴりご紹介した相棒からの〝マイブック〟のレビューです。 結論から申し上げれば、予想以上に使い勝手がよすぎでした(笑) マイブックは誰の目から見ても本なのに、ページをめくれば真っ白で、右隅に日付と曜日が印刷されているだけなのです。つまり、文庫本の皮を被ったノートです。真っ先に浮かぶ使い道は、日記帳、記録帳、予定帳……などなど。 僕の場合はネタ帳で、その日に調べた事柄や、読書や会話で印象に残った言葉を書いています。ポンカラキンコンカ~ン♪と、スマホへ打ち込めばよいけれど、スマホに残した...
雑談

新春2025

新年あけましておめでとうございます。 旧年中はお世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします(笑) こちら高松は晴天の穏やかな一日でした。 皆様のお正月は如何でしたでしょうか? このお正月には楽しみがありまして、冒頭の本がそれでして、マイブックは相棒からの書籍の中にあった一冊です。太宰、三島、芥川に諭吉……それに現代の書籍をパラパラとめくっていると、マイブックの中が真っ白でして……何ごとぞ? っと、輝く白さにフリーズしてしまって、イチゴアイスを食べたらメロン味だったくらいの衝撃がありました。出版社の印刷ミスすら疑いました(汗) ぐっと裏表紙を眺むれば───〝マイブックには、日付と曜日しか...
小説の話

本屋に本が無かった日

久々に本屋に行くと、お目当ての本が何処にも無かった。 それは、よくある話である。でも、文豪と称される作家の作品なのですが? 誰もが知ってるタイトルですけど? それがとても、腑に落ちない。だって、そうでしょ? 三島と太宰だもの。いくら教養なき僕だとて、ふたりの名前だけなら知ってるよ。だからこそ、スーパーから〝かっぱえびせん〟が消滅したくらいの驚きだった───ホントに……無いの? きっと、何年も昔からそうなのだろう。本は商品、売れてナンボ。本を並べるスペースだって、店からすればタダじゃない。その事情も理解している。でも……無いの? あると信じていただけに、少しガッカリした気分になった。学生時代にズ...
レビュー

ぬるっと読めた! 大怪獣のあとしまつ <書評ではありません>

僕は本を読まない人だ。 こんなことを書いてしまうと「おめぇ~! それでよくもまぁ~〝小説書いています〟なんて言えるよな?」 そんなご指摘を受けそうだけれど、残念ながら事実である。小説どころか漫画すら読まない中年期を過ごした。だから読書量は極めて少なく、読む行為への持久力が僕にはない。読む速度はカメさんだ。そんな僕に相棒は、若い子に人気のコミックスや執筆の参考になりそうな書籍を送ってくれるのだ。だから、時間を見つけて本を読むようになった。もうね、相棒にお世話になりっ放しなのである(汗) これを大前提にして書籍レビューをこれから書こう。書籍レビューというよりも、読書が苦手な僕が、読みやすいと感じた...
Kindle・書籍

病院で 母の診察待つ時間 こんなところにサラダ記念日

だから手に取りさらりと読んだ。歌集ならではの読み易さある。7月6日が登場するのは125ページ目。消しゴム1個80円、サザンはすでにひとつのジャンル、お土産には讃岐うどん。この感じ、この感じ。当時の空気を脳で味わう。女性ならば尚更であろう。予想に反してあとがきまで読み干せた。
Kindle・書籍

元ネタは8マン?「大怪獣のあとしまつ」ノベライズ本を読んで思うこと

怪獣の死体処理。最初にこのテーマと出会ったのは80年代に遡る。記憶違いやマンデラエフェクトで無ければ、最初に巨大生物の死骸に困惑していたのは8マンだった。
Kindle・書籍

小説版 キャリー(1975)を読んで

あれから40年の時を経て小説版 キャリーを読了。読み始めた切っ掛けは、原作者 スティーヴン・キングへの興味から。モダンホラーの帝王の文体に触れたかった気持ちが大きい。スラスラと3日で読み終えたキャリーの感想は、後悔の念と女の怖さだった。
お買い物・レビュー

超簡単に猫落書きニャ♪猫のボールペンイラスト描いてみた

Amazonで猫のボールペンイラスト (ブティックムックno.1233)を取り寄せた。本を見ていて久々にサヨリちゃんのイラストでも描いてみようかと思った。せっかく取りそろえたペンタブだが、パソコンを立ち上げてお絵かきするのも面倒だった。なのでファミリーマートで売っていた再生紙メモパッドにお絵かきをしはじめた。ファミマの再生紙メモパッドは値段も84円と安いし大きさもお手頃。ボールペンでの書き心地も悪くない。問題点があるとするなら厚さかな?。メモパッドは分厚い為、イラストを描く際、右腕が空中に浮いた状態になる。線の数が少なければ問題は無いが、線の本数の増加に伴い右手が疲れるのが弱点。一方、「猫のボ...
お買い物・レビュー

自作という手も!「猫つぐら・猫ちぐら」の作り方解説本

藁を手で編んだ猫がすっぽりと入る猫の家。それが猫つぐら。猫つぐらは長野県で呼ばれる名称で新潟県では猫ちぐらと呼ばれる伝統工芸品。その見た目と、中に猫が入った時の可愛らしさで大人気の猫グッズ。5年待ちという人気つぐらも存在するという。また、夏は涼しく冬は暖かいという機能面も見逃せない点。インテリアとしても人気で、その風貌は和室も洋室いとわない。日本で製造される猫つぐらは手に入るまでの期間も長く価格も高額。昨年より人気商品であるため、ホームセンターなどで安価な中国製品も販売されている。価格もリーズナブルであるが、藁などの材料の安全性と製品の造りを考慮するとイマイチという印象も否めない。そんな、猫つ...