玉ねぎ(2024)

畑の話

十日ぶりに畑に行った

ため池に咲く雨の花。畝うねの上にはマルチの絨毯じゅうたん。この猛暑が嘘のように、日差しも和らぎ、落ち着いた気温にかまけて、十日ほど畑をサボっていました。本音を言えば、友人と愛猫と。想い出たっぷりな畑が、僕の足を遠ざけました。でも、それはそれ。これはこれ。状況の確認だけはしておかないと……。 玉ねぎは予定どおり、大根もまだまだ先。よつぼしと高菜(まんば)も順調そのもの。案の定、畑に大きな変化はありません。害虫の被害が見られないのが、思いの外ラッキーでした。「お久しぶりです。イノシシ、どんな感じっすか?」「出るでぇ~」 たまたま隣の畑の人がいたので、イノシシの状況を尋ねると、やっぱり被害はあるよう...
畑の話

玉ねぎ苗の定植完了(2024)

この冬は、畑を休むつもりでした。サツマイモの収穫を終わらせて、来春まで畝うねを寝かせよう。玉ねぎのタネすら撒まかず仕舞いで、今さら何もできません。だからこの冬は、よつぼしと大根だけ……そのつもりでいましたが、ホームセンターで気が変わりました───まだゲームは終わっていない。ばったり玉ねぎの苗を見てしまうと、そんな気になったのです。少しだけ、やる気というのが芽吹きました。 わけの分からぬ物価高。来年の春、玉ねぎだって更にお高くなるのでしょう。運良く育てばめっけものです。395円で45本、〝育てやすい玉ねぎ〟の謳うたい文句に釣られました。春玉(早生)と、玉しずく(極早生)。気分が落ち込んでいるとき...