読書

小説の話

今さらながら、読書を通して思うこと

本を読む……なかなかどうして、これが辛い。今だからこそ書けるのだけれど、昨年末。相棒からの書籍が山積みだった。未読の山にため息が漏れた。この冊数……僕の寿命が尽きぬうちに読めるのか? そんな不安が脳裏を掠める。 けれど、おざなりはできない。なおざりなどあり得ない。ブログを書いて、小説を書いて、本を読む。この道を歩むのなら、当然で、必然で、必須条件になるのだろう。にしても……読んでも読んでも本が減らないわけで。相棒に申し訳ねぇ~……そんな気持ちでいっぱいだった。 文庫本一冊あたり、早くても一ヶ月を要する僕である。興味が薄れた本は、当然のように年をまたぐ。カメよりも遅読な速度でテクテクと読み始めた...
雑談

遠い昔のホームページ

大変ご無沙汰しております。雉虎です。 執筆中の、のんちゃんのブログ王第三部。何度も変えた題名を決定して、一万文字ほどの原稿を、めでたく相棒にメールしました。毎度ではありますが、新しい世界の書き出しが難産で、ようやっと勢いに乗れそうです。小説は冒頭の枕詞まくらが一番難しい(汗) ブログ王の続きの話なので、そのまま書けると思っていました。けれど、現実は甘くもなくて、主人公が変われば見える世界も変わります。なので、新たな主人公を憑依させるのに、ずいぶんと難航してしまいました。僕は頭で小説が書けなくて、一足飛びで中学生に戻るのも難しい(汗) 並行して、相棒からの本を読み進めてゆくと、文豪たちの文体に、...
小説の話

二月は読書月間(2025)

今日サヨを書き終えたので、次の執筆に入る前に、取りあえず充電します。新作は、まだ一行も書いていません(汗) プロットも、イメージも。頭の中にあるのだけれど、頭の中がスカスカで、何かを見れば思考がブレて、何かを読んでも思考がブレる。それは、当初からの課題でもありました。ブレないためには、それなりの知識というものが必要なのでしょう。 例えるのならトラックの荷台。荷物が整然とキッチリと収まっていれば、どこまで走っても荷崩れしません。ですが、隙間があればそうはいかない。僕の頭の中はそんな感じで、まだまだ外部からの影響を受けやすい。言い換えれば、伸びしろたっぷり雉虎きじとらさん。だから、本を読もうと思い...
小説の話

七福神のお菓子でエネチャージ!

───あら、可愛い。 先日、とあるブログの読者の方からお菓子をいただきました。銀座七福神と七福神あられ。そのパッケージに描かれた七福神のイラストだけで、ほっこりした気分になります。カレンダーは数量限定で貰えるそうで、本来の予定よりも早く購入されたそうです。ひと足早いクリスマスプレゼントに、うれしいやら、有り難いやら……書き手冥利みょうりに尽きるとは、このことです(笑) 愛猫サヨリが旅立ってからというもの、ブログの更新頻度は落ちているのに、せめて週に2,3本は……そう思いがらも、上手くことが運びません。なんだか、それが申し訳なくて。お礼と近況報告を兼ねて、この記事を書き始めました。 日々の更新を...
小説の話

読書と動画は攻めと受け

本を開いてふと思う。 読書ってのは、攻めだよなぁ……脳が攻めてなければ、まったく内容が頭に入らなくて。読書が不得手な僕にとって、本を開く瞬間の「読むぞっ!」の気合いは欠かせません。 読書を「攻め」と呼ぶのなら「受け」は動画が相応しい。映画、ドラマ、アニメーション。これら動画には、映像も声も音楽も、すべての要素が用意されていて、好みの女優さんとかアニメキャラが演じていれば、何時間でも受け切れます。それは幼少期から、動画に慣れたテレビっ子の強みでもあるのでしょう……鍛えた年期が違います。 つまり僕には、動画と同じように読書に対するトレーニングが必要なのです。だって、そうでしょ? 読書は優秀な睡眠薬...
雑談

どうしましょう、太宰さん(笑)

筆が止まった───洒落にもならん(笑) 書くには書くけど、書いた文章が暗いのだ。どうやっても明るくならない。だから書くのを途中でやめる。書いては保存、書いては保存。僕は書いた文章を絶対に捨てない。どんな駄作であったとて、いつか日の目を見るだろう。そんなケチな思いがそうさせるのだが、それはいつもの〝読む読む詐欺〟で、読み返すこともないのだろう。書いては保存。それは、僕の無意味な癖へきのようなもので、今日もサヨリは元気です(笑) だから取りあえず、保存である。 で、こんな状態に陥った原因も理解している。それは、秋の夜長のお友だち。太宰シリーズがエヴァシリーズのように刺さるのだ。太宰さん、あんたすげ...
雑談

山ピーじゃん

───いつもと違って、今回は敬体で書きます。書いている人は同じ人ですよ(汗) 僕は勉強ができません。得意分野は? と尋ねられても、人に胸を張って言えるような得意な分野もありません。アニメや映画など、オタクの専門知識だって、誰でも知ってる陳腐なものです。「でも、アナタ。ブロガーですよね? ネットやパソコンなら得意でしょ?」そう言われそうですが、そんなわけがありません。何ひとつ自慢できるものなど、僕のおつむには無いのです。 縁あって、ブログや小説のようなものを書いていますが、それが得意かとなれば話は別で、ふらふらと、ぐずぐずと、ポメラの前でたゆとうているのに過ぎません。そして僕が最も不得手なのが、...
小説の話

読書をすると眠くなる……

秋ですね。秋の夜長と言えば、虫の音と読書です。でもね、本を開くと眠くなるのです。どういうわけだか、とてもとても……グ~。 読書をすると脳が活発に働いて、そのうち脳の息が切れて、疲れて眠くなるのだとか。ラノベでは、そうでもなかったのに、太宰と三島が紡ぐ語彙ラッシュに、僕の脳がついていけない。特に三島由紀夫の睡眠効果は、睡眠薬に匹敵しているようで……読みながら寝落ちして。はっと目覚めて、また読んで。今日もサヨリは元気です(笑) 読書に対する体力が、人並み以下な僕だから、言葉の意味を考える手間暇たるや……これもまた、カレーでも食うかの如く、いくばくかでも脳が語彙を吸収すれば、いつかは眠くならなくなの...
小説の話

キャラ被り

三島由紀夫の金閣寺も、ようやく最終章(第十章)へ突入した。このまま読み進めれば、一時間のうちに読み終える。けれど、今日のブログを書いてない。ポメラを開いて頭こうべを垂れる。いつものように、書く内容すら決まってなくて、今日もサヨリは元気です(笑) 天から何かが降るのを待つと、激しい地響きと共に、太宰治がアイアンマンみたく降ってきた。今、僕の後ろの太宰治が右腕の拳を大地に突き立てて「さぁ、材料は揃ったぜ!」そう言わんばかりに、着地ポーズを決めている。───そっちの青葉君、うちの葉ようちゃんと似てないかい? 人間失格の主人公の大庭葉蔵おおばようぞうと、シークレットで執筆中のうちの主人公、青葉文人あお...
小説の話

今が一番若いから(笑)

魂をガッツリと削られた。太宰の〝人間失格〟に続いて、三島の〝金閣寺〟で道草をしている。どんなに遅読な僕だとて、そろそろ読み終えてよい頃なのに、三分の二の辺りでうろうろしている……おっぱいが金閣寺。その後で、主人公が金閣寺を燃やしちゃると決断した辺りでうろついて、今日もサヨリは元気です(笑) たくさん、夜のご飯も食べました───エラい! どうにもこうにも先に進めないのは、三島が語彙の魔術師だからだ。悪魔的と言ってもいいほどに、サラリと読み流すのがとても惜しい。美しい音韻の数々が、きっと何処かで使えるはずだ。なので最初から、基本中の基本の勉強法で金閣寺を読み進めた。 気になる言葉をノートに写し、意...
レビュー

まぁ、軽く読書の話ということで

レビューとは、商品や作品についての感想をピンポイントで書くのが一般的だ。最近では〝薫る花は凛と咲く〟についても書いたのだけれど、相棒からの書籍は多種多様。僕がグレンラガンを好きだと知ると、スピンオフ作品までもが送られてきた。どれだけ僕は愛されてんの? そんな感じで、今日もサヨリは元気です(汗) なにはともあれ、ありがとう(笑) つーことで、〝のんちゃんのブログ王〟を書き上げてから、可能な限り本を読んだと思う。相棒からの本以外にも、コンビニ人間(村田沙耶香)、船を編む(三浦 しをん)、博士が愛した数式(小川洋子)、ひとめあなたに(新井素子)、天元突破グレンラガン(ガガガ文庫)などに目を通した。自...
小説の話

週末は読書をしよう

毎日毎日飽きもせず、ブログで何かしらの文章を書き続けている僕だけど、実はその……えっと……まぁ……読む行為が苦手である。とてもとても苦手なのだ。単行本を読み終えるまで何日もの時間を要する。小松左京先生の〝日本沈没〟は、一ヶ月くらいの時間を要した。それに加えて、一年前から読み始めたのに、未だに読み終えられない本もある。これもまた、若い頃から読む訓練を怠って生きてきた結果なのだろう。音読は大事だな。ってか、僕らの時代に音読って言葉なんてあったっけ? そんな僕が小説を書いているのだから、自分でも笑ってしまう。 すべてが夢なのかもしれない。そう、何度も思ったけれど、僕が小説を書く世界線は、どうやら現実...
レビュー

釘も使わずパレットすのこを本棚に

辞書から始まり、小説、専門書、絵本、コミックスに至るまで。読者の方々から書籍をもらう。その中には、とある公園のパンフレットまで。そのすべてが、小説の肥やしにしてください。書き手冥利に尽きる贈り物に〝ありがとうございます〟の言葉しか僕は知らない。それが、まぁまぁのボリュームになれば、本棚の選択肢も視野に入れて、今日もサヨリは元気です(笑) とはいえ、本を並べる場所は重要である。理想は僕のデスクの上だ。その場所が鉄板であり、そこ以外に置くのなら段ボール箱の中と変わらない。だって、そうでしょ? 事務所にいるとき、僕はその方向しか見ていない。だったら、目の前に並べるのに決まってる。───でも、本棚はヤ...
インターネット・SNS・ブログ

ブログ人口が猛烈に増加中!僕のヤムチャにも元気を分けてくれ

Twitterなんかを見ていると「ブログ始めましたぁ〜」とか「毎日がんばりま〜す!」とか「アドンセンス合格しましたぁ〜」って、未来の悟空やらベジータがゾクゾクと名乗りを挙げる昨今。未来の悟空だけじゃなくって、こっちのヤムチャにも元気を分けて欲しい。