ブログ読者からのリクエストが有り難い(笑)

小説の話
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 〝のんちゃんのブログ王・スピンオフ〟にリクエストがあった。

 急がないので、こんな話があったら……。

 新作は、ブログ王の十年後の世界である。のんと放課後クラブの面々は二十八歳。ツクヨは二十歳の世界を描く。とはいえ新作では、ブログ王の面々は脇役である。つまり新作では、ツクヨ世代の新たな登場人物たちの物語である。試験的にスピンオフに、彼らのエピーソードを紛れ込ませたりもしている。スピンオフでは本編から過去の物語を書いてきたけれど、リクエストがあったので、ブログ王から新作までの十年間を第二章として書き始めた。過去記事にも似た話を書いたと思う。

───025 喫茶グリム

 ここからが、第二章の位置づけである。のん&三縁は大学一年生(十九歳)で、ツクヨ&忍は小学五年生(十一歳)の世界から時計の針が動き始める。主に、のんと三縁のイチャイチャだけれど(汗)

 そして、先週の土曜日の夕方。ショート・ショートにもリクエストが入った。

───昭和の世界が読んでみたい。

 その日の投稿予定が〝明晰夢〟だった。八〇年代へタイムリープする話だけれど、一話完結のつもりで書いた。その後の展開は、読者のご想像にお任せするつもりだった。その理由は単純だ。続きモノにすると話が長くなるからだった。ショート・ショートと呼ぶには長すぎる。

 でも、リクエストなら話は変わる。リクエストをありがとう! 僕は読者ファーストなのだから、お応えしないはずもない。本編を少し変えると不思議。昭和が幾らでも書けるのだ。ショート・ショートもアイディアが枯渇ぎみ。だったら、明晰夢で行っちゃおう!タイトルの〝明晰夢〟に〝(序)〟の文字を付け足した。序の次は?……それは後で考えよう。それこそ、得意の昭和である。広げた風呂敷をたたむ過程で、昭和をえがける自負もある。少し話はかなり長くなるよん(汗)

 ちなみに、リクエストの響きから、今の若い人は何をイメージするのだろう? 八〇年代は、ザ・ベストテンやトップテンなどの音楽番組が人気だった。ラジオでは、電リク(電話リクエスト)番組を毎日のように放送していた。

 電リク番組にラジオの周波数を合わせると、大人たちは流行歌に耳を傾ける。中学生はラジカセの前で戦闘態勢。だって、そうでしょ? 流行歌を生テープに録音しなくちゃいけない。パーソナリティも音楽を流す前に「いち、に、さん。音楽スタート」って、録音ボタンを押すタイミングを教えてくれたものである。

───一九八〇年は、芸能界では特別な年である。

 〝裸足の季節〟で松田聖子がレコードデビューしたのは一九八〇年四月である。山口百恵の引退コンサートも同年十月五日のことである。ユーミンの恋人がサンタクロースも八〇年の楽曲だ。八〇年代前後のヒット曲に〝なぎさ〟が多いなと思うのは、僕だけではないだろう。

 毎日のように新しい楽曲が発表されて、毎日のように見たこともない新商品が発売された。ビデオデッキもクーラーも高級品で電気屋で眺めるものだった。そんなのスネ夫の家にしかありゃんしない(汗) テレビも一家に一台で、友だちと電話で長話なんて夢のまた夢。今よりずっと不便だけれど、心が豊かな時代だった。明日、何が起こるのか楽しみだった。これ以上の幸せを僕は知らなくて、今日もサヨリは元気です(笑)

 つーことで、明日は〝明晰夢(昭和)〟ですよ(笑)

コメント

  1. 録音してるに、親が喋っちゃったりとかなぁ٩( ᐛ )و

    • あれは絶対、わざとだった(笑)

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