まぁ、軽く読書の話ということで

読書の邪魔に入る猫
レビュー
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 レビューとは、商品や作品についての感想をピンポイントで書くのが一般的だ。最近では〝薫る花は凛と咲く〟についても書いたのだけれど、相棒からの書籍は多種多様。僕がグレンラガンを好きだと知ると、スピンオフ作品までもが送られてきた。どれだけ僕は愛されてんの? そんな感じで、今日もサヨリは元気です(汗) なにはともあれ、ありがとう(笑)

 つーことで、〝のんちゃんのブログ王〟を書き上げてから、可能な限り本を読んだと思う。相棒からの本以外にも、コンビニ人間(村田沙耶香)、船を編む(三浦 しをん)、博士が愛した数式(小川洋子)、ひとめあなたに(新井素子)、天元突破グレンラガン(ガガガ文庫)などに目を通した。自分でも、あり得ないことをしていると思う。そして読む速度が、ちょっぴり速くなったような気も……している。

 良質な文章にひたれば、自分の文章にもそれが宿るのだとか。そんな都合のいい話はない。それが本当ならば、読書家すべてが人気作家とか文豪だもの。とはいえ、半ば都市伝説気分で読んでいる。つまり半分、それを信じて読んでいる。基本、活字嫌いな僕だから、そうしなければ読み続けられない(汗)

 相棒からは紙の本で、自分で買うのはKindle版だ。紙の本が好きだけど、本棚スペースは有限だ。特等席は相棒用で、自分で買うのはデジタル書籍。宝くじでも当たって豪邸に住めるようになったなら、巨大な本棚のある秘密基地を手に入れよう。まぁ、銭が無くとも、図書館に通えば済む話だけれど……。

 ちなみに、女性作家の作品ばかりを選ぶのは、それなりの理由がある。言い換えれば、僕なりの戦略だ。ソクラテスの時代から、女性の心理は世の男性にとっての謎である。女心はいつだって、巨大なブラックボックスなのだから。たぶん、100万ドルの懸賞金がかけられた〝ミレニアム懸賞問題〟の方が先に証明を得られるだろう。賭けてもいい、そっちが先だ。

 それなのに……だ。

 強制的に女性の心理をえがくのだ。小説を書く側ともなれば、それは避けて通れぬ道である。つまり、女性を知るなら、その心理を知りたいのなら、女性作家なのである。そしてブログ王の世界では〝ゆいとのん〟のような、女性視点の一人称で書く場面も多い。

───それはそうだけれど……でも、そうなん?

 読書をしていると、ちょいちょい共感できないセリフが登場する。それをメモに書き残す。これがたぶん、女性読者に共感を与えるフックであり、それを心に刻むのが、あちこちに散りばめられた地雷を避ける唯一の近道だから。敵を知り己を知れば……というやつだ(汗)

 僕は元々、書評が書けない人間だった。それは、今でもそうである。だって、そうでしょ? ネタバレなしで書くって大変(汗) 本を読み始めると、更に書評が書けなくなった。身を持って小説を書く辛さ。それに加えて苦悩と労力を味わったから。それは、書き重ねるごとに増してゆく……僕如きがおこがましくて、感想なんて書けやしない。駄作とはいえ、週二本も書き続ければ……そんな気持ちにもなるのだろう。世間に認められた文体に、打ちのめされる日々である(汗)

 身の丈に合わぬ自分ルールに縛られ、週二本を書き始めると、あっという間に行き詰まる。書けそうで書けない。出そうで出ない。それはトイレでうなりながら、ケツ穴から図太いウンコをひねり出すようなものである。

「大っきいの出た!」

 とはならない。

 自動書記みたく、謎の力で書けるワケもない。そんな便利な機能なんて僕にはない。取説にも書いてない。そもそも、取説すら存在しない。

 とはいえ、書き終えた直後の気分は悪くない。相棒チョイスのコーヒーを飲みながら、時間をおいて読み返すまでは……まだまだ、読書量が足りないな(汗)

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