〝フックをかける〟という言葉がある。ビジネストークで使う言葉らしいのだが、ブログや小説の世界では、読者に興味を惹かせるパワーワードの意味を持つ。お笑いなら〝つかみ〟といった感じだろうか?
話は変わるが、同僚ワーちゃんが猛烈にプッシュしている作品がある。それは「うさぎドロップ」と「きょう何食べた?」の二作品。プッシュされてから一年後。うさぎドロップを鑑賞した。けれど、きょう何食べた? を見ることはなかった。見るつもりがなかったからだ。
「俺、BLは……」
「旦那も同じこと言って、見てくれないのよねぇ。でも、そういうのじゃないから! Amazonプライムで見られるから!」
「お前だって、トッケビ見てくれねーじゃねーか?」
「韓流はねぇ……」
このやり取りが二年も続いた。
お盆に少しモチベが落ちた。猛暑に負けたか? やる気が全く起こらない───ワーちゃんが、そこまで言うなら……これも、小説の肥やしになるでしょう。小説を書きながら、気分転換で見始める。聞き流しというべきか? 名優、仮面ライダーBLACK(西島秀俊)は当然として、ケンジ役の俳優(知らない)の演技が抜群で絶妙だ。思ったのと話も違う。何よりも、素敵に年齢を重ねた田中美佐子がフックになった。何十年ぶりに拝見したけど、ガッカリ感がまるでない。還暦を超えているようにも、まるで見えない。僕の知る田中美佐子そのまんま。それはとても凄いことだよ。美佐子パワーで鑑賞続行(笑)
「あれ、見たわ」
「どうだった?」
「山本耕史が、いい味出してる」
お盆明け。僕からの第一声が、彼女には不服のようだ。え?───そこぉ! みたいな顔をしている。アンタとは分かち合えない……なんだかとても悲しげだ。
「山本は……要らんわ」
ぼそりとつぶやくワーチャンは、シロウとケンジだけを見たいのだろう。頑なに、山本耕史を認めない。いやいや……山本カップルは、作品の構成上必要だ。このふたりとの対比があるからこそ、物語に膨らみが増す。だから、必要で外せない。淡々と、それを語る自分に自分が驚く。だって、そうでしょ? 山本の重要性を根拠を持って説明している。一年前なら、それはあり得ない言動で、今日もサヨリは元気です(笑) 台風コロッケは、明日になりそう……。
小説を書くということは、登場人物のキャラ付けと配置がとても大切。のんちゃんのブログ王を読み返すと、その甘さを痛感している。スピンオフを書き続けなければ、気づかず自己満足で終わっただろう。その反省は、ひとつの作品を掘り下げ続けた結果だ。現在、第二章を手掛けているが、読み物として面白いのは、全く別の人物が主役を務める第三章になるだろう。これでようやく、文字で少年ジャンプが書けそうだ(笑)
ここで〝フックをかける〟に話を戻す。イライラしたり、モヤモヤしたり。この記事に不信感を抱きながら、読み進められた方がいるからだ。ドラマのタイトルは〝きょう何食べた?〟ではなく〝きのう何食べた?〟……失礼を承知で意図的に書きました(汗)
〝きのう何食べた?〟ファンの皆様。フックかけちゃって、ごめんなさい……。
コメント
「きのう何食べた?」はドラマは見たことがないけれど、漫画なら貸してもらって読んだことがあります。ところで、雉虎さん。きのう何食べた? バテないように、ちゃんと食べなくちゃね。
僕は漫画の方は知りませんが、ドラマは面白かったですよ。で、昨日は、野菜炒めを食べました(笑)