2025年6月19日(木)
完熟房なりを目指して、収穫に我慢に我慢を重ねたミニトマト。ところがどっこい、映える姿になる前に、赤い実が落ちていた……(汗) 残念だけれど諦めて、ミニトマトに手を伸ばす───収穫だ。
ミニトマトだとはいえ、初物である。長寿の初物七十五日と言われるのだから、こりゃまた、随分長生きができそうだ(笑)


肥料過多でヘンテコになったホーム太郎(大玉トマト)も、一個だけ収穫し、大玉ゼロだけは回避ができた。これ、喰えんの? ちょっと不安だ……。

なんてったっけ? 品種名が思い出せない。けれども、スーパーマルナカの店頭で、何百株も販売されていた苗である。同じ品種のミニトマトが、そこら辺中にあるのだろう。「あら、おたくのもマルナカの?」そんな、同志が数多いのに違いない。
安いは正義! なんてったって、税込み80円くらいの苗である。味への期待をする方が野暮である。甘さとか、うま味とか……そういうのは、セレブのお庭で上品に育てられた、高級なフルーツトマトにお任せしょう。他所は他所、うちはうち! 今年も十分に元が取れる。それだけで、僕にとっては有り難い(笑)
過去に書いた記事のとおり、僕はトマトに執着心があまりなく……てか、トマトを好んで食べる方ではないタイプ。ケチャップは好き。つまり、食べるというより消費の感覚で食べている。ある意味で、トマトは健康維持のお薬です。冷蔵庫を侵略しやがる存在だけに、キュウリもトマトも気が抜けない(汗)

さりとて、初物は初物。水で洗って、しっかり冷やして、一番赤いやつを口の中に放り込むと、思っていたのと違う味に舌が言う。「これ、めっちゃ甘くね?」大玉トマトをギュッと凝縮したような、皮の食感と実の酸味に加えての甘さである。フルーツトマトを作った経験など皆無だけれど、きっと、こんな味がするのに違いなく、野菜を食っているのに、糖尿病にならないか? そんな、余計な心配までしてしまう……こんなの普通にフルーツじゃん。
砂漠の水がおいしいように、真夏に塩分が恋しいように、僕は疲れているのだな。そっか、そっか、錯覚だ。ビタミンとかリコピンだとか……体内で枯渇した養分に、舌が喜びを感じたのだろう。恋だって、脳の勘違いから始まるらしいし……。
つまり、糖度ではなくて栄養素。何事も、自分を信じてはいけないよ。つーことで、周りに試食をしてもらうと、やっぱり甘いという回答に。「こいつは本物! 来年もマルナカで───」陰でほくそ笑む僕がいた(笑)
そうなれば、どうして甘い? そんな疑問も当然だ。肥料、日照時間、水の量……あらゆる角度から考察を重ねても、やっぱり……肥料過多がよかったのかも。
でも、それでは大玉トマトとの整合性が保てない。だって、そうでしょ? 大玉トマトは、普通にスーパーで売っているトマトのような味だもの。不味くはないけど、ミニトマトに受けた衝撃を感じない。これから、毎日のように食する野菜なのだから、この甘さの原因を解明できれば武器になる。
ちなみに、今年の元肥は鶏糞をメインに作ってみた……じゃ、鶏糞かな?(謎)

今日の収穫は、ミニトマトと大玉トマト。それに、畑で安定供給のキュウリに加えて、桃の奥さんから、桃とトウモロコシをいただきました。
集合写真にすると豪華です(笑)
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