6月4日の昼休み。
畑の野菜を見回っていると、なんだこれ? 僕はナスの前でたゆとうた───ナスの葉に、見たこともない黄色いテントウムシがいるのだが……。
この虫は捕殺すべきか、どうしましょう?
黄色いテントウムシは、風の噂で益虫だと耳にしたことがある。幸せを呼ぶ虫だとも。とはいえ、謎の食害に瀕しているナスである。この虫が犯人候補にあがるのも、これもまた必然だけれど、無益な殺傷などしたくない。ここは写真に残して、僕は先人たちのアドバイスに従うことにした。この道、何十年ものベテランさんに、
「このテントウムシ、見たことある?」
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スマホの写真を見せると、ふたつのパターンの回答が得られた。「初めて見た」と「外来種?(逆に訊かれた)」である。大船に乗ったつもりで問うたのに、あっけなく、そっけなく、僕の質問はタイタニック号のように沈んでしまう……。
仕方がないので〝黄色いテントウムシ〟をネットで調べると〝キイロテントウ〟という、深夜の信号機みたいな名前が浮上した。キイロテントウは菌を食べる益虫で、幸せを呼ぶのはこの虫だ。残念ながら、畑で見つけたテントウムシとは別物だった。そこまでは判明したのだが、依然として、この虫の正体が分からない。なんか、こう……もやもやする。
スマホの写真をGoogle画像検索で調べてみると、思いもよらないサイトから、似たようなテントウムシの写真が見つかった。さて、皆さん。どこだと思う? テントウムシとは無縁とも思われる、山梨中央銀行のホームページ内の画像であった。
その記事によると、どうやら〝ナミテントウ〟と呼ばれる種類らしく、アブラムシを食べる益虫でもある───オッケー、オッケー。つまり、僕の味方だ(笑)
ちなみに、ナミテントウの〝ナミ〟とは、ワンピのナミさんからではなくて〝並み〟からきているのだとか。言うなれば、どこにでもいるテントウムシである。大騒ぎした割には、それこそ並な結果に終わったけれども、ひとつ知識が増えたと思って、これはこれでヨシとしよう(笑)
合わせて、黄色いテントウムシをスピリチュアルな角度からも調べてみると───〝あなたの周りに強力な支援者が存在することを示すスピリチュアルサイン〟なのだとか。
心当たりは、大いにある(笑)
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