ラランドの『ねこ座』が歴史の闇に消えた理由

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猫は特別な存在です。優雅で美しく、しなやかでしたたか…なのにドジっ子。彼らの存在は、私たちの目を惹きつけて離しません。その証拠にメディアを通して、猫の姿を見なかった日があったでしょうか。私は知りません。

仮にテレビを見ない日があったとしても、ラジオで、ネットで、スーパーの一角でも。そして、頭の中で繰り返される♪ちゅーるちゅーる。膝の上には愛猫サヨリの香箱

出展:干支の中に猫がいない理由

日々のニュースに登場し、YouTubeの人気をかっさらい、特集を組めば高視聴率を弾き出す。もはやバケモノとも言える存在感で、瞬く間にお茶の間に潜り込んだ天才。そんな猫でさえ、未だ入り込めない領域があります。それは皆さんもよく知っている『星座』と『干支』。

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88星座の中に存在しないネコ座

巨大なオリオン座に目に止まるだけで極寒の季節の到来を感じられます。シリウス、プロキオン、ベテルギウスが描き出す冬の大三角形は有名ですね。ベテルギウスの超新星爆発の一件は何だったのでしょう。アメリカ大統領選挙の影響でしょうか。沈黙のNASAが不思議です。

古来より人々は、夜空の星をつなぎ合わせて様々な形を想像しました。それは夏休みの昼下がり。青空の浮雲に空想を馳せる小学生のよう。そして人々は、天空の絵画に物語を添えました。星座の始まりです。

星座の数や形は国や年代により様々です。現在ではIAU 国際天文学連合により88個の星座が定められています。その中に猫座の姿はありません。クマもカラスもコップでさえあるのにネコは存在しないのです。解せぬと考えたのは私だけでしょうか。

ラランドの『ねこ座』

天文学の歴史を紐解くと、その中に猫の星座はウィンクルしていました。素晴らしい。『ねこ座』の位置はうみへび座とポンプ座の間。ポ…ポンプって…。『ねこ座』を設定した人物の名はジョゼフ=ジェローム・ルフランセ・ド・ラランド。ハリウッド映画の題名ではありません。彼はフランスの天文学者です。

彼の功績は高く教育者としての評価の高い人物でした。彼の名はラランド21185(地球より8.21光年先にある恒星)や月のクレーターに残されています。様々な業績を残し、人生を天文学に捧げた彼が設定した『ねこ座』が歴史の闇に消えていったのにも理由があります。

『ねこ座』が消えた理由

歴史が証明しているように、世の中は利権や利害関係が複雑に絡み合って出来ています。古代なら王様の自己顕示欲によって。近年ならば利権や名誉などがそれにあたります。現代でさえご覧のとおり。

そんな人間社会において、彼が『ねこ座』を設定した根拠は無謀です。その理由は「やっぱり猫が好き」。大の猫好きだったラランドの考えは、ボーデ(ドイツの天文学者)とアメリカなどで支持されたものの、個人的過ぎるという理由から『ねこ座』は歴史の闇へと消えてゆきました。

裏を返せば、世界有数の有力者の口添えが有れば、ある日突然、『ねこ座』が89番目の星座として定められる未来があるのかも知れません。

夢に追う皆へ、たとえ愚かに見えても。

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