冬の雑草、ホトケノザ

畑の話
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 畑に生えた雑草の種類で、土の状態が分かるらしい……。

 畑を始めた2022年。畝以外の土は固く、雑草とは無縁の状態だった。当時は、コロナ禍であり、三密が叫ばれていた。まぁ、普通に人とも会えず、外出することも少ない。軽い運動を兼ねて、せっせと畑の土質改良に取りかかる。

 世界中で暗雲が立ち込めた時期である。下手をすれば、食料危機の恐れもある。多少なりとも、備えあれば憂いなし。それに加えて、ブログを毎日更新していたのだから、記事に華でも添えましょう。そんなぶらり散歩気分で畑を始めると、大喜びしたのが友人だった。後で知った話だけれど、友人の畑の腕前はプロ級だった。嫌でも会話が盛り上がる。

 何もかも、神のシナリオでもあるかのよう……今、振り返ればそう思う。

 土質改良をネットで調べると、雑草の話題が目に留まる。雑草の種類が畑の状態を表す指標になるのだそうだ。自分の畑を眺めてガッカリだ。これでは、いけない……。

 痩せた土地には、イネ科の植物。肥えた土地には、ホトケノザという雑草が生息するのだそうだ……当初、僕の畑には、そんなのどこにも見当たらない。当面の目標が、ホトケノザが生息する土作りになったの当然の流れである。雑草投入、もみ殻投入……友人のボルテージもアゲアゲだ。先の見えないコロナ禍で、初めての自家菜園。友人の知恵を借りながら、とても楽しい夏を過ごした。

 去年辺りから、ちらほらと、ホトケノザが見られるようになった。今年は畑の一面に、ホトケノザが咲き乱れている───どうよ、これ? 友人と語ろうたミッションは、今も着々と進行している。今年こそ、満足できる収穫に期待したい(笑)

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