畑を始めた理由は単純だった。韓国で流行したコグマダイエットをするためである。今になって思えば、コロナで暇だったのだ。未来への不安もあって、食料だけでも確保しなければ! そんな気持ちが強かったのかもしれない。野菜ができなくたって、ブログネタくらいにはなるだろう……先が見えぬ世界で見つけた、ささやかな愚推である。
サツマイモの食物繊維の力を借りて朝の営みを快適にしよう。思う存分、直腸から消化物をひねり出そう。そうすれば、きっと痩せるに決まってら(笑)
キュウリ、トマト、ナス、スイカ……今では色々な野菜を育てているけど、サツマイモを買い続ける金がねぇ~! これがすべての原点だった。イノシシ問題さえなかったら、きっと、畑のすべてをサツマイモ栽培に捧げてた。そのくらいの勢いが、僕の中には確かにあった。茶熊さんが野菜づくりの達人だとも知らぬまま、ルンルン気分で畑の記事を書いていた。バカである(汗)
今年はスタートを出遅れた。鳴門金時の苗を買うタイミングが遅かった。それに加えて本丸の芽出しがイマイチで、2週間ほど遅れての植え付けだった。この苗の行く末を案じつつ、まぁ……できるっしょ? そんな気分からの始まりだった。くよくよしても仕方ない。気温の上昇と共に、サツマイモの蔓はガンガンと伸びた。この勢い、蔓ボケでないことを切に祈る。
猛暑の日差しが落ち着くと、畑に顔を出す頻度を下げる。つーか、真夏でさえも中2日。畑を始めたコロナ禍とは、大きく事情が変わったからだ。9月に入ると週イチペースで顔を出す。そんな10月3日のことである。
そろそろ……か?
他でもなくて、試し掘り。風の噂では、今年のサツマイモは不調のようである。暑すぎか? ひとつの苗につく芋の数は1個か2個だと、プロ農家が言っている。その言霊に嫌な余韻を感じつつも、今年は一個つけば十分だった。
ニヒヒヒ……だって、そうでしょ? 去年は余裕を持って苗間を広げた。でも、実のつきが悪かった。そうかい、そうかい、だったらと。今期は、苗の数を畑の極限まで増やしていたからだ。1個だけでも元は採れる。ゼロでなければ、御の字だ。だって、ゼロはマイナスじゃないのだから(笑)
そんなぶらり散歩気分で、試し掘りを試みた。すると、どうだろう? 土の中からこんにちは。お手頃サイズがついてんじゃん(笑) ひとつの苗に2個もある。もっと掘ったら、幻の3個目が出るかもしれない。ちょっとした徳川埋蔵金を掘り当てた気分に、こいつはもう……しめしめの流れです(笑)
このまま一気に芋掘りをしたいところだけど、天気予報どおりに雨が降って、ため池に雨の花が咲いている。なんだろね? この夏は、とことん予報を外してきたお天気アプリ。90パーセントの確率を、しれっと0パーセントに下げていたのに……今日に限って予報どおりってのが腑に落ちない。ってか、気に入らない。嫌がらせですか? それとも偶々?
芋掘りを断念して、ちょっと考えていた来年の仕込みに取りかかる。それは、芋蔓の越冬だ。茶熊さんの話では、もみ殻の中で越冬させる的なやり方だけれど、それは、二度ほど失敗に終わった。今年は芋蔓の根出しをしっかりさせて、10月のうちに活着させる。それをもみ殻で保温しつつ、小さなビニールハウスを施してみよう。これでダメなら諦める。なーに、いつもどおりにやったって、芋は採れるのだから問題ない。これは、茶熊さんとのお遊びよ(笑)
-2025年10月3日-800x600.jpg)
水を入れたペットボトルを土に埋め、そこにサツマイモの蔓を仕込む。すでに根っこは出ているのだから、一週間もすれば蔓も元気になるだろう。その間に、最も日当りのよい場所に穴を掘って、サツマイモの苗の活着を待つ。その後で、小さなサツマイモと一緒にもみ殻で埋めて、ビニールで囲って春まで放置する。これだけやってダメならば、潔く諦めよう(笑)
霧雨の中でサツマイモの蔓を処分した。芋掘りに向けての時短である。それには、サツマイモの成長を止める意味もある。サツマイモには、第二成長期なるものがあるらしくて、そこで肥大すると割れるのだ。つまり、時短と時間稼ぎを同時に行う。ドクターXで、同時に施術を行うようなものである……違うか?
何はともあれ、これだけやっとけば、30分ほどの時間が稼げる。芋掘りの後に玉ねぎの畝を作るのだ。僕の体力から鑑みても、僅か30分でも時短ができるのはありがたい。サツマイモを掘るチャンス日は、来週の晴れた日に確定した。
それまでは───すべからく、待つ(笑)

コメント