満月だからスイカの話

小玉スイカがやっぱり割れた(汗)

───月曜日は畑の話。  昨日は満月の夜だった。だからスイカの話を書くべきだけれど、スピンオフがお楽しみな読者もいる。だから今日は、一日遅れでスイカの話。畑の話とフュージョンさせよう(笑)  早速さっそくですが、残念なお知らせから。  梅雨の間にスイカが一個割れていた。中身を覗くと真っ白だ。とはいえ、畝うねに植えた苗である。本丸は袋栽培のスイカで、袋で割れた経験はない。つまりそれは想定内で、今日もサヨリは元気です(笑)  梅雨が開けた。スイカは水切り体勢に入った。数日後の収穫を待つだけだった。狙い目は、最初に実をつけたスイカだった。その成長を畑に行く度に確認していた。  今年のスイカは特別だっ...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

のんとゆいのビデオ通話

地元の美容学校へ通うウチは、定期的にのんちゃんと連絡を取っていた。のんちゃんはガラケー派だけれど、両親が心配するという理由から、大学入学を機にスマホデビューを果たしていた。  のんちゃんは、大切な人だけにスマホ番号を教えるのだと言う。あの容姿なのだ。それくらいで丁度いい。女子大生の身分でスマホとガラケーの二台持ち。人はそれを贅沢だと思うだろう。ところがどっこい、のんちゃんは天下の旅乃琴里である。それくらいの出費なら問題ない。今まで、そうしなかったのが不思議なくらいだ。てか、最も胸を撫で下ろしたのは、出版社の人だろう。なんてったって、ビデオ電話ができるのだから。打ち合わせの効率も上がる。 ───...
土曜日(ショート・ショート)

明晰夢(昭和)

二度目の人生、最初の朝。  俺は自転車の前で絶句した。そうだった、そうだった。この自転車は……確かに僕のだ。 「かーっ! これで学校に行けってか?」  六段変速の黒いボディ。ダブルヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、方向指示機まで完全装備。そう言えば聞こえもいい。だがこれは、スーパーカー自転車(ジュニア自転車)なのである。隣に佇たたずむ弟の自転車は、ランボルギーニ・カウンタックをイメージしたタイプ。ボタンを押すと隠れたライトがギュイーンと上がるタイプである。 「記憶からは薄くなったが、これはもう……デコデコのデコチャリだな」  これでも中身は還暦かんれき前。このデコチャリで中学へ行くか...
金曜日(小説の話)

ブログ読者からのリクエストが有り難い(笑)

───金曜日は小説の話。  〝のんちゃんのブログ王・スピンオフ〟にリクエストがあった。  急がないので、こんな話があったら……。  新作は、ブログ王の十年後の世界である。のんと放課後クラブの面々は二十八歳。ツクヨは二十歳の世界を描く。とはいえ新作では、ブログ王の面々は脇役である。つまり新作では、ツクヨ世代の新たな登場人物たちの物語である。試験的にスピンオフに、彼らのエピーソードを紛れ込ませたりもしている。スピンオフでは本編から過去の物語を書いてきたけれど、リクエストがあったので、ブログ王から新作までの十年間を第二章として書き始めた。過去記事にも似た話を書いたと思う。 ───025 喫茶グリム ...
木曜日(雑談)

ブログのご紹介がありがたい

───木曜日は雑談の日。  ブログ界隈かいわいには〝交流〟と呼ばれる慣習がある。交流が親密になると、ブロガー同士が互いにブログを紹介しあうようになる。かつての相互リンク(死語)だったり、記事中でブログを紹介しあったり。BBS(掲示板)に書いた足跡に、ページアドレスを残してみたり……。遠い昔の何もかもが懐かしい(笑)  すると、アクセスがちょいと増えるのだ。誰のブログにだって一定数の読者がいる。そのアクセスが流れるからだ。SEOの観点から見れば、かつては被リンクの恩恵さえも受けられた。それは誰も傷つけない、ウィン・ウィンの関係だった。ある意味で、アクセスの理想形だと僕は思う。  時は世紀末、イン...
水曜日(猫の話)

それだとて、今日もサヨリは元気です(笑)

───水曜日は猫の話。 「猫ちゃん、いくつ?」 「忘れた」  意図的に、僕は愛猫サヨリの年齢を考えない。永遠の十歳くらいで留めておきたい。そうでもしなけりゃ、やってられない。それなりの老猫だけれど、まだまだイケるっしょ? そんなぶらり散歩気分で、毎日を過ごしたい。こいつの頭を撫でていたい。  猫ブームが始まってすぐ、猫を飼い始めた人々も、たぶん、同じ気持ちで生きている。僕は、そう思いたい。  ところが……だ。  思わぬ方向から、サヨリの年齢を考えさせられた───オカンである。  話は変わるが、オカンの飼い犬は僕のことが大好きだ。ちなみにメス犬である。その愛情表現があからさまで、飼い主のオカンが...
火曜日(レビュー)

まぁ、軽く読書の話ということで

───火曜日はレビューの日。  レビューとは、商品や作品についての感想をピンポイントで書くのが一般的だ。最近では〝薫る花は凛と咲く〟についても書いたのだけれど、相棒からの書籍は多種多様。僕がグレンラガンを好きだと知ると、スピンオフ作品までもが送られてきた。どれだけ僕は愛されてんの? そんな感じで、今日もサヨリは元気です(汗) なにはともあれ、ありがとう(笑)  つーことで、〝のんちゃんのブログ王〟を書き上げてから、可能な限り本を読んだと思う。相棒からの本以外にも、コンビニ人間(村田沙耶香)、船を編む(三浦 しをん)、博士が愛した数式(小川洋子)、ひとめあなたに(新井素子)、天元突破グレンラガン...
月曜日(畑の話)

畑のひまわり(2024)

───月曜日は畑の話。  この夏も、ひまわりが花を咲かせた。去年のこぼれ種から芽吹いたひまわり。ニョキッと畑のあちこちで、芽吹いた苗を集結させた。ひまわりの芽と雑草との区別。それは容易に判断できる。見栄えが全然違うのだ。  とはいえ、畑の雑草の勢力が強くて、ゴールデンウィークまではハラハラしていた。だって、そうでしょ? 雑草に成長速度が負ければ、すべてがオジャン。最悪だけは避けたくて、今日もサヨリは元気です(笑)  何はともあれ無事に育った。この夏も、ひまわりの花が畑を華やかにしてくれるだろう。邂逅のじいちゃんのひまわり畑まで派手じゃないけれど、これくらいで丁度いい。  そもそも、畑にひまわり...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

白いヘッドホン

土曜日。  今日は喫茶グリムで新メニューのお披露目会だ。メニュー開発に貢献した、ツクヨと忍の小五コンビも招待された。ふたりは朝からツクヨの部屋ではしゃいでいる。きっと忍は、俺に見せない笑顔なのだろうなぁ……。 「なぁ、オッツー。頼まれてくんね?」  俺は事前にサプライズを準備していた。免許を取得したオッツーに送迎をお願いしたのだ。きっとツクヨは飛び跳ねて喜ぶだろう。あいつはオッツーと一緒なら、いつでも幸せを感じる子どもだから。  叔父贔屓おじびいきを差し引いても、ツクヨは可愛らしい女の子だ。中学になれば、いずれ告られる日が来るだろう。彼氏ができれば〝わたしのオッツー〟からも卒業だ。そうなれば、...
土曜日(ショート・ショート)

明晰夢(序)

あの頃に戻れたら……  これが還暦ブルーというものか? 六十歳を前にして過去の記憶が蘇る。大人の記憶は曖昧で、幼い記憶は鮮明だ。認知症になると自分を若く思い込む。それが理解できる年になった。受け入れたというべきか……。  人生を振り返る夜。それは、誰にでもあるのだろう。あの頃に戻れたら……いや、もう人間なんて一度で十分。俺は人生を諦めていた。後は年老いて死ぬだけだ。  そんな俺にも、ひと目会いたい人がいた。数年前、彼女は先に旅立った。だから、あっちで会おうと心に決めた。言えずに終わった言葉があった。  とはいえ、俺の健康ばかり気遣った女である。何よりも、俺の長寿を願った女である。おいそれと死ぬ...
金曜日(小説の話)

生きた文章とは?

───金曜日は小説の話。  以前の僕は、執筆テクニックだけを追い求めていた。哀愁とか情景とかの類に興味もなかった。SEO(検索エンジン最適化)を駆使して、それっぽい文章にフックを絡めて記事を書いていた。なにはともあれ、検索上位表示が最優先。アフィリエイトするなら王道の手段で、今日もサヨリは元気です(笑)  キジとら(このブログ)を書き始めて八年が経過した。過去記事を遡れば、書き始めてから二年ほどの期間。それに準じた文章を書いている。その証拠に、今でも古い記事へのアクセスが幾分かあり、さらに売上も発生している。アフィリ界隈での常識〝記事は資産〟の具現化だ(笑) 今でもそれを続けていれば、収入面で...
木曜日(雑談)

薫る花は凛と咲くをジジイが読んでみると……

───木曜日は雑談の日。  珍しく、今日は漫画の話でも。  このブログの前のブログでは、漫画の記事を書いていた。漫画ネタは集客力があるからだ。とはいえ、猫ブログに漫画はいらぬ。つーか、コンビニで立ち読み禁止になってから、漫画との接点がプツリと切れた。こう見えて、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン……ひと通りの雑誌に目を通していたのだ。その当時の僕には、漫画は教養……そいうことです(笑)  漫画と離れた僕にも転機が訪れる。すべては、SPY×FAMILYから始まった。執筆の肥やしにと、相棒が送ってくれたのだ。流行りの漫画の知識くらい、僕のオツムに入れておいてほしかったのかもしれない。「雉虎...
水曜日(猫の話)

ザブンとプール、二度目の夏

───水曜日は猫の話。  地球上に猫が誕生したのは13万年前。中東の砂漠を生息地としたリビアヤマネコだと考えられている。猫が水を苦手なのは、その影響があるからだ。そして、DNAに刻み込まれた生態は今も残る。猫はコタツで丸くなる(ならないけど)のは、猫が寒さに弱いからである。裏を返せば夏が好き。脈々と受け継がれた習性は、しっかりと愛猫サヨリにも残っていた。冬はコタツで越冬だ(汗) 夏は割と快適そうだった。とはいえ、2020年以降になると話は変わる。今でも可愛い顔だが老いには勝てない。夏の暑さが辛そうだった。気温が上がると体調が狂う。 ───サヨリさんは夏に弱くて……  過去の記事を読み返すと、そ...
火曜日(レビュー)

腕のコリにせんねん灸

───火曜日はレビューの日。  腕の筋肉がパンパンだ、腕橈骨筋わんとうこつきんがガチガチなんだよ……痛い。もはやこれは職業病である。職業病であるが故、この筋肉を休めることは不可能で、今日もサヨリは元気です(笑) 床に転がる愛猫を眺めて我思う。お前はいいなぁ……ずっと寝てて(汗)  とはいえ、この痛み。対策が必要である。美人トレーナーさんが、毎晩、腕をモミモミしてくれたらよいのだけれど、そんな都合のいい話はどこにもない。だから、セルフマッサージに勤しむけれど、回復には及ばない。左手に痺れが出始めて、脳の病気を勘ぐるほどだ。六十近くなれば、そんなこともある。それこそ、半年以上もそんな感じが続いてい...
月曜日(畑の話)

今年はミニトマトが豊作らしい(2024)

───月曜日は畑の話。  日曜日に畑に行った。  お目当てはきゅうりである。三日ほど行けなかったけれど、そこそこ採れるんじゃね? そんなぶらり散歩気分で、今日もサヨリは元気です(笑) 畑を見た瞬間に異変に気づく。一番最初に畝に植えたきゅうりが……完璧に枯れていた。摘芯すると、きゅうりは一気に実をつけ、一気に枯れると耳にしていた。そのとおりの展開だった。思ったよりも早く感じるのだが……仕方ない。残った苗にがんばってもらおう。畑やってりゃ、こんなこともある。  きゅうりの隣で元気なのがミニトマトだった。アイコ(ミニトマト)とフルティカ(中玉トマト)を交互に植えている。去年の経験上、そうすると出来が...
日曜日(ブログ王スピンオフ)

のんちゃん、初めてのさぬきうどん

サヨちゃんを追いかけて、四国の大学へ進学したのんちゃんには夢があった。それは、サヨちゃんと本場のうどんを食べること。それが叶う前日の夜。わたしは、明日の予定をサヨちゃんに訊いた。そう……わたしがまだ、小学五年生だった頃の話である。 「サヨちゃん。明日もグリム? グリムでのんちゃんと会うの?」  わたしは訊いた。 「明日は、のんと一緒にゲンちゃん行くけど。のんちゃん、ずっと我慢してたんだって。さぬきうどんを食べるのを。だから、食べさせてあげようかと思って。ツクヨも行くか?」 「あわわ……」  わたしは一瞬、固まった。わたしだって五年生。子どもみたいな野暮などしない。わたしに構わず行ってこい! 「...
土曜日(ショート・ショート)

琥珀と涼子の恋バナ

お好み焼き屋のカウンター席で、私は緑川涼子みどりかわりょうこと談笑をしていた。涼子は同じ大学に通う親友だ。唐突に、涼子は私に質問を投げた。 「なんで琥珀こはくは、アイツなの?」  それは、涼子からの剛速球のストレートだった。 「なにが?」  一瞬、私は答えに困った。アイツとは、同じ大学に通う赤城純主あかぎよしゆきのことである。 「どうして琥珀が、あのバカなんだろう……って、思ってね。バカと言ったのには悪意はないのよ。でも、バカでしょ? 赤城君」  アイツをバカと呼べるのは、私の専売特許なんですけどぉ……その気持ちを私は抑えた。大きな会社のご令嬢が、あのプライドの塊が、庶民の恋愛事情に興味を示し...
金曜日(小説の話)

名作か? それとも迷作か?

───金曜日は小説の話。  日曜日、新作の滑り出しを確定させた。とはいえ、いつも最初が難しい。いつまで経っても決まらない。下手すりゃ最後まで決まらねぇ(汗)  プロローグと第一話の原稿を、そっくりそのまま相棒へ送る。締め切りなしの期限なし。ゆっくり読んで下さいね。そんなぶらり散歩気分で送ったけれど、翌日に回答メールが飛んできた(汗)  プロローグは短文で、エピローグも短文で、第一話は長文で、今日もサヨリは元気です(笑) プロローグはフックの役目で、第一話は主人公とヒロインの紹介だ。今回は登場人物がガチで多い。主要キャラの全員を登場させたパターンは、すでに相棒に送信済み。けれど、どう考えても今回...
木曜日(雑談)

喫茶アンデルセン

───木曜日は雑談の日  きゅうりってのは、放っておくと大変なことになる。どんどんデカくなって味が落ちる。その成長速度も早い。一本残らず収穫しても、三日もすれば、今日と同じ光景が目の前に広がるのだ。既視感(デジャブ)なんて甘い話じゃない。もはやこれはループである───今年のきゅうりは強敵だ。  きゅうりの貰い手を考えないと、冷蔵庫が飽和する。ついでに、僕の胃袋だって、そこまで寛大にはできてない。農作物が金を介さず流通するのが田舎である。捨てるなら、誰かにあげよう畑の野菜。それは美しい考えだ。けれど、分ければ余る、奪えば足りない。この現実に直面する。今年はきゅうり余りの年なのだろう。その証拠に、...
水曜日(猫の話)

飼い猫信長と野良猫家康(浮気発覚)

降り続く雨の中、茶色い猫は屋根に通った。友達と会うために。しかし、家康が姿を見せることはなかった。雨雲を眺めて信長は思う。きっと晴れたら、家康も姿を現すだろうと。  翌朝。信長が窓の外を見ると、空いっぱいの青天だった。よし、晴れた。今日は家康に会えるだろう。信長は、ご主人様が準備してくれたカリカリを少しだけ残し、猫砂の上に用を足し、外の世界へ飛び出した。いわゆるこれが脱走である。 ───いた! 家康だ。  信長は、家康めがけて一目散に駆け寄った。 「家康ぅ! 家康、家康ぅ!」 「久しぶり。秀吉」  いつもどおりの〝秀吉〟に、信長は少しうれしくなった。それでこそ、家康だ。 「信長じゃ!」  信長...