僕の整腸剤はサツマイモ

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さつまいもの芽
ぐるめ・試食

――いつ出るのかわからない。

 他でも無い、うんこである。数万年に及ぶ人類の歴史の中で、これほど、日々、向き合う相手など僕は知らない。そのうんこ、胃腸に自信ありな僕だけれど、一週間ほど調子が悪い。貞子だってキチンと予定どおりに来てくれる。なのに、僕のうんこは我が侭である。シェフの気まぐれサラダくらい気まぐれに出ようとするのだ。そんなんじゃ、いくつトイレがあっても足りやしない。現場にトイレが無いと不安になる。それがここ最近のストレスであった。野良しごとの帰り道に我思う。

 ――芋を食べよう、これっきゃない。

 最近、ご無沙汰ぶりだったサツマイモを食べよう。同僚ワーちゃんが持ってきた、芽が出なかった芋がある。あった筈の芋が無い。探して探して見つけ出す。なに、そんな事は常の日である。常の日と書いて日常である。そう、捜し物の毎日である。高齢者の日常などこんなもの。気にする程の事でも無い。こんなのを気にしていたら生きていけなくて、今日もサヨリは元気です。

――あ、、、喰えね。

 気にするのは芋の方であった。芽が出ないから放置していた芋から芽が出てる。これを食べたら1個だけ。これを植えたら億万長者。目先の欲に気を奪われてはいけない。そんなの植えるに決まってる。

――だから、今日は芋を買います。

 僕はお出かけの準備を始めると、それに連動して愛猫サヨリの抵抗が始まる。『行くにゃよ……』無言でドアの前に座って僕を睨む。サヨリは切ない目をして僕を睨んだ。まん丸な目で訴えた。物忘れと同じく、これも日常の一コマである。

――ごめんね、ごめんねぇ~。

 サヨリに高い高いをしながら、ダメになるクッションが着地点。彼が戸惑っている間に脱出成功。バイクで最寄りのスーパーへ向かう。『相変わらず高っけぇ~な』僕にとってのサツマイモは高級品である。良さげな芋を選ぶ。2本買って事務所へ戻る。その後は、いつものように蒸して冷まして冷蔵庫の中。ストックしたサツマイモを空腹時に食べるのだ。完璧である。

――にゃぁ、にゃぁ。

 事務所のドアの前。この子はいつも鳴いているのだろうか?。僕と一緒の時には声すら出さない猫だけれど、ドアの前に立つといつも鳴き声が聞こえてくる。『にゃぁ!、サヨリーぃ!』さしずめ『ラーン!、シンイチーぃ!』である。毎度、毎度が劇場版名探偵コナンのようである。題するなら『から芋の恋歌(からいものラブレター)』かな?。ドアを開くと始まるガリガリ。ガリガリしてからトイレに座わって僕を睨む。『お前が悪い』と言わんばかりに。何するわけでも無いのだろうけれど、このパターンも日常である。

――お・い・も、お・い・も。

 買ったばかりの2本のサツマイモはオートメーションで蒸し器の中へ。取りあえず蒸したて芋を1本食べた。こんなのスイーツじゃないか!。今の時期のサツマイモは甘いのな。幾ら、胃腸の調子が悪いと書いても、食欲の調子は悪くない。1本ペロリとたいらげる。問題は明日の朝に持ち越しである。ダメならもう1本をお昼に食べよう。昨年からの経験上、明日の朝への自信はある。サツマイモへの信頼感にも揺ぎ無い。大船に乗った気分で床に着く。この船がタイタニックでは無いことを祈りながら……。

――翌朝。

 普通に出ましたよ、うんち出た。いつも出ているけれど、健康なのが出ましたよ(笑)。少しお腹が下っているような感覚も無くなった。すごいなお芋、お芋すごい。しばらくすると、朝の波動砲第二波が始まった。

 とは言え、今のご時世である。薬事法とか云々かんぬんで突っ込まれては割が合わない。だから、一応、文面に残して置こう(笑)。

――これはあくまで僕の主観だから、誰にでもサツマイモが合うとは限りません(汗)。

 じゃ、また明日(笑)。

コメント

  1. 人様のお通じの話し、こんなにクソ真面目に読んだのは初めてです。なんていうか…良かったね(笑)

    • 大便をここまで執念深く排出した事はかつて無かった(汗)。

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