平素より、ブログを読んでいただき心より感謝しています。
突然ですが、しばらく小説の連載を休むことにしました。そうですねぇ……小説の再開は、9月の中旬の頃になるでしょうか? というのも、小説を書き始めてから2年と少しの期間。そこに、愛猫サヨリの喪に伏していた時期もありましたが、最低でも週1ペースで小説を書き続けてきました。昨年は、週3本という狂った時期もありました。その目的は、書くことへのトレーニングに他なりません。
なんせ、いきなりド素人が小説を書くのです。しかも、感性乏しき枯れた脳みそが書くのです。それなりの荒療治が必要でした。当時の僕には、小説への基礎知識すらありません。毎日書くということは、スポーツ選手の腹筋や背筋運動と同じです。仮面ライダーのおやっさんの特訓や、ドラゴンボールの修業のような感覚とでも申しましょうか。
その勢いだけを引っ提げて、思いついたことは全部やる。無理をとおしたその先で、何かが見えるのではなかろうか……昭和の根性論だけで、書き続けた2年間。アニキという存在が、僕には何よりも大きかったです。がむしゃらに自由奔放に書き続けられたのも、アニキが与えてくれた安心感によるものです。今思えば、しんどさの中に楽しさや喜びがありました。
アニキという偉大な存在を失ってからも、後ろの席の飛川さん。邂逅編だけは、書かずにはいられなかった。それは、予定になかったエピソードであり、本来そこに入るのは、現在執筆中のアームレスリング編だったのです。プロットレベルだったけれど、アニキとの打ち合わせも大筋で終了していました。でも、邂逅編を書いてよかった。仕道翼と堤一途の登場で、アームレスリング編に深みが出ました。そして、その先も……。
アームレスリング編のストーリーは、僕の中で完結していて、それを文章にするだけのこと。ですが、ここに来て、何かがつかめそうな感覚とでも申しましょうか……欲のようなものが、頭の中で沸々と湧いて出ました。
こんなことを書いてしまうと、てか、書いてますけれど……アニキの意思を受け継ぐ天道さんが、誰よりも驚いているのだと思います。「え、聞いてませんが?」とか言われそう(汗)
この結論に至ったのは、川端康成を読んでからです。後ろの席の飛川さんの中にも登場させた、雪国から始まり、眠れる美女と片腕。そして、みずうみ……。アニキからの最後の文豪が川端康成だったのです。アニキが最後まで彼を温存した理由。それを自分なりに考えました。
ここは一度立ち止まり、頭の中をリセットさせてからリスタート。些か遠回りのようですけれど、頭の中をフラットにする期間も、時には大切なのでしょう。
主人公の黄瀬学公も、これから成長してゆきます。つまり、いつまでも中学生ではいられません。僕も進化をしなければ、物語の流れに矛盾が生じます。ということで、次回を楽しみにされている皆様には、大変心苦しく感じています。これもまた、作品のレベルアップを狙った苦肉の英断だと受け取っていただければ幸いです。何かしらの解答を手にして、小説を再開するその日まで。しばしの休載をお許しください。
とはいえ、ブログ更新が止まるという意味ではなくて、畑の近況などの記事については、これまでどおり更新するつもりです。小説という枠組みから外れて、新たな実験と練習を織り交ぜて、思い切り書いてみようと思います(笑)
雉虎細魚。

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