ポメラDM250を使い続けて3年後……

レビュー
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 2022年10月17日。柔らかなブラウン・ベアの風に乗って、ピカピカのポメラが僕の事務所に舞い降りた。

 あの日から雨の日も風の日も、暑い日も冷たい夜も、笑いながら泣きながら……早くも3年の月日が過ぎようとしている。なんかねぇ~、コカ・コーラの原液か? ってくらい、高濃度な3年だった……あっ! 今宵は中秋の名月ですね。こちら高松の空は快晴で、お月見をしながらポメラを叩いています。ちなみにお団子はありません(汗)

 さてさて、ポメラの話題に戻りましょう。僕にとってのポメラの魅力は、三縁さよりに微笑む花音かのんくらい、目に優しい画面に尽きます。ほんと、慢性的な眼精疲労と老眼持ちには、ポメラが手放せないどころか、目が放せません(笑)

 皆さんが気になっているバッテリー。それもまったく衰えないし、フル充電なら外出先でバッテリー切れの心配をしたことなんて、一度もない。だから、ケーブルなしで外出している。出張先でも、2、3日なら大丈夫(笑)

 懸念していたキーボードの耐久性も十分で、初めて手にしたあの日から、打感はなんら変わらない。むしろ、使い込むほど指に馴染んで、打感がよくなった感もある。今日もポメラは元気です(笑)

 とはいえ、さりとて、だからとて。おいそれと、僕はポメラをお勧めしない。お気に入りだから紹介しない。

 そこに矛盾が生じるけれど、ポメラはあるじを選ぶし、機能の割にお高いし……ポメラは決して安い買い物じゃなくて、そこが一番のネックです。

 ぶっちゃけ、ポメラはプリンタのないワープロのようなもの。文字の入力以外は何もできない。スマホでさえ標準装備の予測変換や入力サポート。そんな機能はありません。

───あれ? 思ってたのとなんか違う。

 パソコンやスマホで、無意識でやってたように打ち込めない。これが、ポメラから最初に受ける洗礼となるでしょう。作家やライターなど、文章に精通した方々には問題ないことではあるのだけれど、そうじゃない人にとって、予測変換なしというのが、地味に辛いと僕は思う。

 予測変換とは、なんて素晴らしい機能なのでしょう。だからこそ、当然のように執筆速度がガクンと落ちて、それがそのままストレスとなって、勧めた僕が怒られる(汗) そんな理由で、ポメラのご購入は自己責任でお願いします(笑)

 昔、アニキが言っていた「少ない語彙でも、素晴らしい小説は書けますよ」って……。

 その後で、山のように小説が届いた。アニキからの宅配便を開いてギョッとしたのも、今となっては楽しい思い出。小説を読みながら、知らない語彙をマイブックに書き込んで、ここぞとばかりに、しれっと、ズバッと。その語彙を記事の中に忍ばせた。最初の言葉は忘れもしない、三島の金閣寺で見つけた、たゆとうた。それは、アニキにすぐバレた。それでも性懲りもなく僕はやる。そんなやり取りが、ポメラを使うトレーニングになっていた。

 つまりポメラとは、脳内のイメージを文字に変換する装置であり、使い手を育てる装置……そういうことです(笑)

 中秋の名月を眺めてポメラを開く。涼しい風になびかれて、秋の足音はすぐそこに。えっと、あれだ……ブログを書いて、小説を書いて。あれを書いて、これも書いて……すると、どうだろう? 鍵盤の文字が擦り切れた(汗)

「これ見てよ、すごくね?」

 文字が消えた鍵盤を指さして、月に向かって問うてみる。すると、さーっと秋の風が吹き抜けて、かえでの枝が大きく揺れた。おやおや……こりゃ、ふたり分の勢いだ。

 その後で、小走りって感じで小さな風が追いかける。もう、明後日か……3年も早いけれど、1年が経つのも早いよね。

 明後日の晩ご飯は、お刺身を一緒にに食べような(笑)

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