【玉葱】アイドルじゅんこの種下ろし【種まき】

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早生アイドルじゅんこ
自家菜園

───2022年9月12日(月)。

猪襲来の惨劇から2日後。未だ第一種戦闘配備は解かれていない。

厳重な警戒態勢の中。じゅんこ、ももえ、まさこ、畑のアイドルの種を植え付けた。自家栽培の羅針盤、種袋の裏に記載された種の植え付け時期なのに、畑の中は常夏の島である。茹だるような暑さの中、僕は黄色いコンテナを三段に重ねた。これ無しでは始まらない。

だってそうでしょう?、セルトレイは1枚につき128けつあるのだ。128だよ128。3枚で384個の種なんか、地べたで植えたら腰が砕ける。いくら呑気な僕だって、それくらいの予測は出来る。予測できないのは時間の方で、サヨリは今日も元気です。

───この作業、何時間掛かるのか?。夜勤までには終わるかな?。

コツコツは出来る、でもチマチマは苦手。始める前からやりたくない。僕にとって、この作業は夏休みの宿題のようなものであった。何でだろ?…気分が重い。

セルトレイにタキイのたねまき培土を入れ、じょうろで満遍なく水を含ませる。その上にセルトレイを重ねてグイッと押し込む。すると種を入れる穴が開く。そこに、アイドルたちの小さな種を一粒ずつ撒いてゆく。一粒ずつだよ、一粒ずつ。玉ねぎの花言葉は不死だと言うけれど、僕の時間は相当喰われそうである。

───ハァ…384個…もか。

悪口で始まり悪口で終わる。そんな話になったらイヤだな。ともかく今は気が乗らない。これが心折れるというやつか?。猪事件のダメージが抜けてない。

───午前11時30分、作業開始。

ポータブルラジオを流しながら全集中。種は想像を超えた小ささと黒さだった。うぁ…これでは見えぬ。山田くーん、虫眼鏡持ってきて。作業中、うかつに目など離せない。目を離すと何処までやったか分からんな。途中で声でも掛けられたらプッツンするのは確実だ。次からは老眼鏡が必修だと心に刻んで作業を続ける。

───じゅんこさん、終了でーす!。

じゅんこは15分で一次審査を通過した。

玉葱農家さんなら鼻で笑うレベル。けれど、僕はそれで満足だった。玉葱の種まき時間、多く見積もっても1時間だと理解した。そもそも、384個の全てが発芽したら大変なのだ。苗を植える場所に困るから。夏野菜同様、冬野菜もお試しでやっている。だから品種よりも名前重視。

───今日もじゅんこは元気です。

ブログ記事が書きやすいのだ。

じゅんこよりももえは速く、ももえよりもまさこが速く、一次審査を通過した。面倒だと考えていた種まきも慣れてしまえばチョロかった。来期は30分もあれば植えられる。

───では、仕上げます。

作業台だったコンテナは、横に並べて陳列台へとトランスフォーム。もう一度、セルトレイに水を掛け、不織布を被せて作業終了。そこでイヤな予感走る。いくらカラスでも、こんな小さな種には興味なんて示さない。

───否、そうなのか?。

イヤイヤ、山のギャングの仕打ちを受けた、今の僕は弱虫全開!。自然はそんなに甘くない。あんなアイツらはゾンビと思って丁度良い。使い古された言葉だけれど、スラム街で美女が裸で歩くようなもの。それは、お盆を失ったアキラ100%。アイドルを裸にしたまま畑に置いて帰れない。お盆だけでも準備しないと。

───無防備はイケない。

日除け代わりに使ったすだれを乗せて、不織布の端には2リットル×2個のPSB(光合成細菌)を重りの代わりに配置した。本日の作業はこれにて終了。

現場からは以上です。

───追記。

「言ってくれたら貸してあげたのにぃ〜」

「農家は何でも持ってるねぇ。来年貸してねぇ〜」

世の中には種まき機と言うのがあるのだそうだ。普通に農家の知り合いが持っていた。

後の祭りとはこの事である。

コメント

  1. 一期生はやっぱり大切にデビューさせないと(*´з`)

    • 無事に芽が出てくれる事を祈るばかりです(笑)

  2. 種まき機‥。いえいえ、今回に限っては手作業ですよね!だって、なんてったってアイドル。玉ねぎ組の第一期生としての自負がありますもん。じゅんこちゃん達もね、彼の指先から伝わる熱い想いと愛情に応えなくちゃって、ほのかな恋心を抱きつつ成長する‥という、そういうのありますよ。植物に音楽を聞かせるとか、話しかけると良いとかある位ですから、きっと良い子に育ちますね。そんな訳で、種まきお疲れ様でした。

    • 手作業でヒットの種を植え付けました。一期生、芽が出る前に台風接近。何処に避難させようか頭を捻っています。明日中までに処置しなければならないけれど、今日のところは「頑張れ」とエールだけ贈りました(笑)。

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