【畑の養生】台風14号が来る前に【どうした、まさこ!】

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玉葱の芽
自家菜園

───台風最接近まで、あと3日。

スイカ、トマト、トウモロコシたちの片付けは終わった。ピーマン、秋茄子、唐辛子、オクラの茎も飛雄馬の姉くらいしっかりしている。お芋さんは土の中だから無敵である。

その一方で、心配なのはじゅんこ達。先日、種を植えたアイドル玉葱たちの方。強風でセルトレイがひっくり返りでもしたらデビュー前に即解散。対策を施さなければ終わりが始まる。そう、台風が来る前に…冬ならダカーポの…いや、何でもない。

───天気予報では明日から雨。

つまり、台風対策のチャンスは今日しか無い。僕は無策で畑に向かう。セルトレイの場所、大根畑の養生、猪対策…バイクの上で策を練る。厳重に張り巡らしたトラップを解除し、やっとこさ畑に入ると秋なのに夏だった。

畑 2022.9.16

───こりゃたまらん!。

全身かららっきょうのような汗が噴き出す。暑さに対する抵抗力が弱くなった。最近、体を甘やかせ続けた結果である。妙に暑さが堪えて息が苦しい。先手必勝、とっととやって、さっさと帰ろう。早くしないとこっちがやられる。

───先ずは猪チェックから。

外柵周りを確認しながら、その場で千切った唐辛子と用を足した後の猫砂をポイントごとにバラ撒いた。猪除けの足しになるのか知らないけれど、お守り代わりに撒いている。家庭菜園の都市伝説なら、これは利く事になっている。心の拠り所は多いが良いに決まってる。今日もサヨリは朝から快腸でした。

───次、行ってみよう。

次は昨日植え付けたばかりの大根ゾーン。

その名も、あまうま総太り冬自慢。やってくれそうな名前である。天候不順に強い年内どり青首大根。キャッチーなフレーズに太陽神ラーくらいの強さを感じた。種まき後、65日〜88日で収穫出来る。順調に育てばお正月に間に合う計算だ。

───つまり、台風から守るべき太陽の子である。

大根ゾーンは二カ所ある。

片方は不織布を、もう片方はブルーシートを被せて土を盛る。この陽気、中の温度が気になるけれど、台風で雨ざらしにされると種が流れる。それは苦渋の決断だった。今日だけを凌げれば明日からは曇り空。冬自慢が体力自慢でもある事に期待する。

───最後の仕上げは畑のアイドル。

じゅんこ、ももえ、まさこをどう守るか。頭の中でシミュレーションを繰り返す。あれもダメ、これもダメ。幾とおりも考える。けれども妙案が浮かばない。暑さで頭がオーバーヒート。まずは休憩…頭を冷やそう。

───満点の青空の下でいつものドリンク。

いつもの自動販売機でかったやつ。この販売機から目を逸らせる人間なんているのだろうか?。自動販売機に懇願される事って、ある?。

この夏は、毎日、ここで100円落とした。どうせ水分は必要なのだ。自動販売機にこんな顔されたら普通に買うよ、あざとい涙と分かっていても。乾いた体に水分補給、五臓六腑に染み渡る。たまには笑顔で出迎えて欲しいものである。見ているこっちが辛くなる。

───この中ならイケるって!。

日陰から畑をボーっと眺めていると、畑の中に小さな要塞を見つけた。小道具を入れているロッカーである。この中なら大丈夫そうだ。だってそうでしょう?、これ、普通に重いもの、移動を試みて諦めたもの、何年も前からここにあるもの。この中なら大丈夫に決まってる。

畑 2022.9.16

───策も決まった、場所も決まった、カボチャの勢い未だ衰えず。

作業再開の狼煙が上がる。

玉葱の芽

すだれを外し、不織布をめくると、じゅんことももえが芽吹いていた。種から玉葱と言うと、結構、鼻で笑われる。玉葱は発芽させるのが難しいのだとか。だから待ち焦がれた感動の瞬間でもあった。何でもやってみないと分からないものだ。そう、つくづく思う。今日の晩ご飯はさぞかし美味い事だろう。

で…どうした?、沈黙のまさこ!。

コメント

  1. 畑、暑そうですね。私は畑に温度計を設置してます。個人的な経験ですし、種類も違いますが、玉ねぎの発芽温度の最高は、頑張ってもギリ30度。26~27度位は発芽にバラつきがありました。低温も高温もダメ、まさこちゃんは発芽温度を守る真面目な子かな?まさこちゃん的には〔じゅんことももえ、よく発芽したわよね。信じられない。これじゃ、まるで私がダメっ子みたいじゃない‥〕って嘆いてるかも、懇願する自販機レベルで‥。

    • 茶熊さん、こんばんは。
      そうなんですか、気温は気にせずに植えてました(汗)。今日、覗いてみたらまさこ以外は続々と発芽していました。まさこの発芽は台風が過ぎた後でしょうね。気長に待つ事にします(笑)。

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