台風過ぎて畑に行くと、スパロボ対戦くらいのカオスぶり

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自家菜園

 火曜日に台風が過ぎ去り、翌日の水曜も雨だった。たっぷりと水分を含んだ足元に広がる大宇宙。木曜日も大丈夫だろう。そんなぶらり散歩気分の金曜日。畑に行くとひまわりが転けていて、今日もサヨリは元気です。もうね、お前なんか入れてやるかっ~くらいの勢いで、ひまわりが僕の行く手を塞いでいた。

 全国に爪痕を残した台風7号。高松を掠めるコースを辿りながらも、体感的に強風を感じなかった。讃岐は災害が少ない土地柄である。それもこれも弘法大師のお陰だな。年長者は口々そう言った。僕も腹を決めていたのだけれど、この程度なら大丈夫だと踏んでいたのだ。

 ところがどっこい。

 倒れたひまわりで哀愁が心に刺さる。とは言え、ざっと見回した限りでは問題もなさそうである。ゆうに3メートルを越えたひまわりをかき分けて、外柵を開いて畑に侵入。ちょうど通りかかった師匠がミニバンのガラス越し。気の毒そうな顔を笑っていた。

 なんか…ムカつくっ!

 いったい、誰が育てたのだろうか? 図太い茎のひまわりを立て直してポカリを一口。まだ、ひまわりイケんじゃね? すでに大輪は枯れているのだけれど、友人との想いでのひまわりである。青々とした茎を抜いてしまうのには惜しい気がした。キミは強い子。もう少し頑張ってもらうで納得する。

 気になっていたシャリっ娘スイカも割れずに原型を止めていた。巻きひげセンサーから推測すれば、来週あたりが食べ頃だろう。そう思いながらも一個を収穫。いやね、思いの外、前回のシャリっ娘が美味かったのだ。ダメになる前に喰ってやる作戦である。きっと、この子も美味いだろう。

 ナスは切り戻しながらゴールをめざす。そのつもりであった。けれど、成り疲れが否めない。いつやるの? 今でしょ? その勢いで剪定更新に踏み切った。ナスは今日で一旦、打ち切り。バッサリと茎を切ってやる。そだねぇ~ 順当に成長すれば、九月の半ば頃に秋ナスが採れるだろう。

 いい感じに転けた大玉トマトは、もはや終盤である。このままの放置プレイで採るだけ採って、月末に片付けの予定に決めた。終わりを見せないのがプチである。元気いっぱいまだまだ採れる。この夏は、水代わりに食べたプチトマト。まだ、一ヶ月くらいの余力がありげ。うまく行けば、長月末まで食べられそうな勢いある。

 一通りの収穫を終えてから今日の本丸。たった数日なのに、雑草がスパロボ対戦くらいのカオスぶりである。伸びに伸びた雑草の散髪しないとな。根までは抜かない。僕は葉と茎を刈るだけである。新芽は害虫の餌なのだ。全て抜くと彼らのターゲットが畝の野菜に向いてしまう。だから刈る。刈った草を一カ所に集め、カラカラに乾燥したら畝に乗せる。この繰り返し。去年は出来なかった理想の形態。

 雑草のお陰で畑に多様性が生まれた。害虫も増えたけれど、益虫も増えた。とは言え、害虫と益虫とのバランスが未完成である。安定するまで、あと数年の月日が必要だろう。カメムシが増えたナスにだけ、友人秘伝のけんこう福竹を使用した。これがね、効くんだよ(笑) その他は放置したけど普通に採れた。ウリハムシもガンガンいたけれど、スイカもきゅうりも耐えてくれた。今年は前年比で三割程度の出席率。それでも苦労した記憶がない。

 次は三度目。

 タマネギ、ジャガイモ、マンバなど、秋冬野菜の準備をしながら、来年の構想を考えよう。ちなみに、よつぼし苺は完全復活。もう少し気温が下がって、どれだけクローンが増えるのか? それが今後のお楽しみ(笑)

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