サッポロ一番 塩とんこつラーメンに胸騒ぎ

火曜日(レビュー)

 火曜日はレビューの日

 僕は豚骨ラーメンが食べたいですよ!

 今の気分は、あっさりしたやつ。喜多方風とか、熊本風とか、そっち系の店もある。あるにはあるけど、バイクを飛ばして小一時間。15の夜でも遠いじゃん? そこまでして行きたくないじゃん! そんな、ぶらり散歩気分で三日ほどが経過した。相変わらずのフットワークの重さである。でも、そろそろ……うまかっちゃんでも買おうかな?

 そんなことを考えていると───お荷物です! 事務所にゆうパックがやってきた。段ボールを開いてみると、いろんな食べ物が入っている。ありがてぇー!!! キンキンに冷えたビール。悪魔的! それを、握りしめたカイジの気持ちがよく分かる。その中に見つけた〝とんこつ〟の文字。これはまさしく胸騒ぎ。青春という名の斉藤由貴だ。社名は違えど、これが分かるアナタ───そりゃもう、お友達です(笑) この偶然に胸騒ぎ……いただきました!

 とはいえ、え? サッポロ一番って〝とんこつ〟ってあるの? そう思いつつ、五分後には箸をにぎった僕がいた。当たり前だ。淡白に欲情していたラーメンが、目の前に魔法の如く現れたのだ。そりゃ、普通にそうなって、今日もサヨリは元気です(笑)

 速攻で作りましたよ。えぇ、作りますとも!

 猫柄どんぶりにインスタント麺と粉末スープを入れて、クリクラのお湯(80度)を注ぐ。そして、SPY×FAMILY(最新刊)を読みながら待つこと5分。邪道に見えても手間いらず。味だって、普通に作ったのと大差なし。この調理法、我ながら革命的な発見だった。今日は緑の九条ネギと赤のカニカマで、ビタミンと彩りを添えよう。

───ひとつでもいいから、インスタント麺には何か野菜を加えてね。血糖値が急に上がらないから。卵もいいよ(笑)

 これが、たまにオカンになる友人からの教えである。いくら天邪鬼な僕だって、そういうところは素直に従う僕でもある。お金はないけど、ネギなら無限にあるし(笑) この次は、アスパラガスを乗せてみよう……ハムを巻いて。

 サッポロ一番 塩ラーメンをベースに、豚骨味を加えたこのスープ。ひと口啜れば、舌が覚えた塩味の記憶がよみがえる。すると一瞬、脳がバグる。あれ? 豚骨は?……その瞬間、さりげなく三匹の子豚が行進するって感じだろうか? 豚骨味は時間差でやってくるのだ。

 これをドラゴンボールで例えるのなら、ナメック星で融合したピッコロさんだ。あくまでも、味のベースはピッコロさん(塩)である。伝統の味はそのままに、遅れてネイル(豚骨)が舌の上を駆け抜ける。ふたつの味の融合に加えて、これは何だ? 新たに別の味わいが……胡麻である。これはまさに、胸騒ぎ……胸騒ぎは年齢を問いません。昭和最後のパワーワードに、枯れた胃袋が若返るのも不思議です。もう一袋、食べられそうだ(笑)

 とてもおいしゅうございました(笑)

コメント

  1. マジか٩( ᐛ )و
    そうやって作れるんだ。
    時間差豚骨味気になるぞ❗️

    • 災害時の資料を読んでいると、水でも三十分くらい浸しておくと食べられるとか書いてあったんよ。やってみたら普通にできたわ(笑) サッポロ一番 塩とんこつ。あっさり豚骨ラーメンが食べたいときはおススメですよ。そっちでは売ってるのかな? 高松では見たことないけど?

ブログサークル