2024-04

レビュー

春日のコメダ珈琲でランチ食べた

三月か四月か少し前、コメダ珈琲でランチを食べた。いつもなら、お昼はうどんで済ませる僕だけど、今日は誕生日だからと背伸びしてみた。だってそうでしょ? コメダがどれだけリーズナブルだと言われても、僕には高級レストラン。コーヒー一杯とうどん屋でのお昼。その価値を通貨換算してみれば、驚くことに同等なのだ。そんなぶらり散歩気分で立ち入れる店じゃない(汗) でも、今日の僕には強い味方があったのだ。コメダのポイントをもらったから。それを使わせていただこう───ごっつあんです(笑) 年に一度のバースデー。もうすぐ三度目の成人式を迎えるおっさんの、今日のコメダは春日店。数年前にできた店だ。にしても……いつ見ても...
畑の話

育ちが悪いネギとニラのお引越し

───今日の仕事はネギとニラ! いつだっけ? そうそう、去年の9月の半ばだっけ? 万能ネギとニラの種をまいたのは。でも、思ったように発芽もせずに3月になってやる気を見せた。でも……何かが違う。僕のイメージとはまるで違う。僕にとって、ネギもニラも雑草扱い。放っておいてもバンバン育つ。カカロットやベジータくらい強い子のはずなのに……。だが、今年こそ! 土を変えて仕切りなおそう。金曜日、ネギとニラとを引っ越しさせて、今日もサヨリは元気です(笑) 刻みネギはうどんの相棒、餃子にニラは欠かせない。讃岐での利用頻度は、双方ともすこぶる高い。今までそれらの育ちが悪い。それがとても不思議だった。なんでなん?!...
ブログ王スピンオフ

オッツー家のシチューの謎

その日。オッツーは学校帰りに三縁の家でゲームをしていた。オッツーが三縁の家で晩飯を食べる。それは、彼らにとって日常のひとコマでもあった。ただ、オッツー家がシチューの日だけは例外であった。「悪ぃ~な。俺、これからブログ書くから」 三縁は自分が使っていたゲームのコントローラーをオッツーに渡した。「そっか。じゃ、ツクヨっちオレと格闘やる?」 オッツーは、それをツクヨの手に渡す。「やるやる。きょうは、オッツーにまけない!」 三縁はブログを書き始め、オッツーはいつもの格闘ゲームでツクヨと対戦を始めた。その時すでに、幼きツクヨの格闘センスは、ゲームの天才の片りんを見せていた。 到底、三縁クラスの腕前では、...
ショート・ショート

四月三十一日

目覚めてすぐにスマホを開く。SNSとメールチェック。それが朝のルーティーン。昨夜は飲みすぎたのだろう……どうも頭がボーっとしている。はっきりとしない意識の中で、いつものように顔を洗い、いつものように歯を磨き、いつものようにスーツに着替える。朝食はコンビニであんパンでも食えばいい……。───ラッキー! 誰もいない。 最初の異変に気づいたのは、マンションのエレベーターの中だった……どういうわけだか誰もいない。覚えてる。昨日は四月三十日だったはず。今日が何日であろうとも、水曜日に決まってる……なのにエレベーターには僕ひとり。もしかして……今日って祝日? それとも、ゴールデンウイークだから? 大手さん...
小説の話

小説って、ナンボくれる?

───小説を書いています。 それを他人に喋らない。仲良しにも語らない。小説を書く行為に共感する人など見たことないからだ。僕の身の周りは、そんなふうにできている。読む本は漫画だけ! そんな世界で生きてきた。だから、無理して話す必要性すら感じない。だから、これからもそうだろう。僕が小説を書き始めたからつーたって、読書家の友だちが降って湧いたりしないのだ。───ネットで面白いの見つけた! つーて。それが、たまたま自分の小説だとしても、ニヤリと笑って終わるだろう。それくらいが居心地よくて、今日もサヨリは元気です(笑) そんな僕でも、現状を伝えた人物はいる。その理由は単純で、仕事に支障をきたさぬように。...
雑談

よつぼし苺の初収穫(2024)

二日連続で雨が続いた……。 雨が降ろうが槍が降ろうが、バディの日なので畑に行く予定はなかった……そんなにバディは甘くなくて、今日もサヨリは元気です(笑) 二日も降り続いた雨である。水やりする必要はない。でも、今日は行かねばならぬワケがある。だってそうでしょ? お天道様が許しても、アスパラガスが許してくれない。アスパラだけでも収穫せねば! そんなぶらり途中下車の旅気分で、アスパラガスを収穫する。その後で、畑のアルソックを僕は始める。せっかく来たのだから時間が許す限り見ておこう……。 トウモロコシの苗は20本。残り10本もいずれ出るだろう。スイカ、ヨシ! 玉ねぎ、ヨシ! ジャンボニンニク……いつ採...
満月だからスイカの話

スイカの発芽を確認(2024)

今宵は、満月だからスイカの話。ちなみに、四月の満月はピンクムーンと呼ばれています。 種をまけども芽が出ない。時期をずらし、場所をずらし、気持ちを込めて、気合いを入れて。結構な数を仕込んでも、スイカの芽が全然出なくて、今日もサヨリは元気です(笑) もうね、スイカの種……死んじゃった? 冷蔵庫に入れてたのが悪かった? もうね、マダオの種と間違った? そんな不安になるほど芽が出ない。そうこうしている間に、どれがどの種のポットなのかも分からなくなった。まぁ……それは、きちんと名札を付けなかった僕のミスだけれど〝これはスイカの双葉ですよ〟その確信が持てないのだ。きゅうりとプリンスメロンも同じ双葉だし、ど...
レビュー

9月から放置したさつまいもは甘い

さつまいもの芽出しは難しい。だから数で勝負する。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというヤツで、今日もサヨリは元気です(笑) 9月の収穫で形の悪いのや小さなさつまいも。それは、畑のもみがらの中に埋めて越冬させた。畑での冬越しは初の試み。そして一昨年の秋、わちゃわちゃ友人と計画していたことでもある。だから、それを実行に移していたのだ。 「さぁ~て……どうですかぁ?」 4月に入ってもみ殻を漁ると、さつまいもから小さな発芽を確認できた。この調子ならイケる……はず? 一緒にもみ殻に埋めたいも蔓は、ものの見事に消滅していた。不思議なくらい跡形もなくいも蔓だけが消えていた……なんでなん? その一方で、事務所でも何...
畑の話

トウモロコシの発芽を確認(2024)

三月にセルトレイにトウモロコシの種をまいた。品種はいつものゴールドラッシュ。景気よさげなネーミングと、採りたてを生で頬張る楽しみが魅力である。真夏の畑で汗を流す。その後、もぎたてのトウモロコシを生でかじる至福の時。黄色いつぶつぶから甘いジュースが口の中で弾け飛ぶ───甘めぇ~! 一度でもその快感を味わえば、これ以外の選択肢はないだろう。だから、今年もゴールドラッシュ! いつもそう、いつだってそう。世の中は予定どおりに進まない。待てど暮らせどゴールドラッシュの芽が出ない。おかしいなぁ~……まきどきは3月からなのに。きっと気温が足りなかったのだろう。一向に発芽する気配がない。殺風景なセルトレイの中...
ブログ王スピンオフ

ゆい、初めてのホラ貝

中二の春。 のんとゆいは、二年でも同じクラスになった。それは偶然なのか? それとも、不登校だったゆいへ学校側からの配慮なのか? それは誰にも分からない。けれど、のんと同じクラスにゆいはとても喜んだ。「またウチら同じクラスだね。よろしくね、のんちゃん」 ゆいの笑顔が止まらない。「ほんとだねぇ。よろしくねぇ、ゆいちゃん」 のんも目を細めて笑みを返す。 一学期最初の席順は出席番号順であった。視力が弱いのんの席は、いつもと同じく教壇の前である。休憩時間になると、ゆいはのんの席で話しをする。お昼はのんと一緒に弁当を食べる。このスタイルは中一時代と同じまま。それがゆいにはうれしくてたまらなかった。 昼食を...
ショート・ショート

マロカン(参)

(小五郎ちゃんが、小五郎ちゃんが、小五郎ちゃんが……) 恵子の向かう先は厚い雲で覆われてた。小さな雨粒が恵子の頬を叩き、やがて土砂降りへと姿を変えた。それでも恵子は突き進む。小田切が務める交番を目指して。 先代から受け継いだ食堂は、交番勤務の警察官御用達の店だった。恵子の祖父、洋三の時代には警察官が制服のままで食事を取るなどしばしばだ。時には交番へ出前を運ぶことも。それは、飲食業を営む洋三とっても好都合であった。面倒事を避けられるのだから。 いつしかそれが、交番の慣習となり、非番の若い独身警官は洋平の店で食事を取った。つまり、小田切と恵子は馴染みなのだ。恵子が小田切を頼るのも当然である。「助け...
小説の話

小説は人が増えると難しい(汗)

文章で熱量が出せるのか? 畳みかけるような勢い。そんな表現が可能なのか? 出せるものなら出してみたい。ブログ王では大人しく書いたけれど、今回は熱を帯びた物語を書きたくて、今日もサヨリは元気です(笑)日々、それを考えているのだけれど、その答えが見つからない。そもそも設定からして無理ゲーなのだ。うん、困った(汗) 極端なセリフ回しとパワーワード。そんなキャラ付けも試してみた。それは相棒へも打診している。でも、何かが多くて、何かが足りない。そんな登場人物が、頭の中で10名ほど動き回っている。各場面のビジョンは映像になるのだけれど、それらが一斉に話す場面を文字にするのが難しい。 複数人が同じ空間を同時...
雑談

昨夜の地震について

2024年4月17日23時14分ごろ。豊後水道で最大震度6弱の地震が発生しました。この地震で被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。四国地方で発生した大きな地震ということもあり、僕へご心配のご連絡をくださいました皆様。ありがとうございました。こちらは、大きな揺れを感じることもなく、僕もサヨリも元気で過ごせています。とはいえ、市からの緊急放送で「巨大地震が……」というワードは初めての経験であり、仕事帰りで何の情報もないまま、地震の到達を待つだけの状況でした。ご心配をおかけした皆様へ、ご報告も兼ねて昨夜の状況を記録として残します。 地震発生の5分ほど前。仕事を終えた僕は、ようやく事務所に戻った...
猫の話

猫を初めて目撃した農夫の証言

この文献はUMA(未確認生物)を目撃した、とある農夫の貴重な証言記録である。そして、この証言記録は紛れもなくフィクションである……。 あれは蒸し暑い夜の日の出来事でした。妻が私に言うのです。「ネズミの姿を最近見かけない」 と。皆さんもご存じのとおり、ネズミは穀物を食い荒らします。農夫の私にとって、ネズミは敵である存在です。去年もネズミにかなりやられましたから、ネズミが姿を消したのは大歓迎です。でも、あの年は異常でした───あんなにいた、ネズミが忽然と姿を消したのですから……。「これは天変地異の前触れに違いない」 ってね。あまりにも妻が心配するものですから、私は夜を見計らって調査に向かったのです...
レビュー

最高に面倒で、最高にうまいラーメン。が最高すぎて、いと旨し(笑)熊本 濃厚黒マー油豚骨

今日は、ご機嫌なカップラーメンのご紹介です。名前が少し長いのだけれど〝最高に面倒で、最高にうまいラーメン。熊本 濃厚黒マー油豚骨〟。これは知人からの頂き物で、今日もサヨリは元気です(笑) 世界初のインスタントラーメン。1958年(昭和33年)、日清チキンラーメンの発明から66年もの月日が流れた。日本初のカップ麺。日清カップヌードルが登場したのは、1971年(昭和46)の出来事である。その間、共に進化をし続けてきたインスタントラーメンなのだが、こんなところまで進んでいたのかと、驚くばかりの商品だった。だって、そうでしょ? カップ焼きそばじゃないのに〝湯切り穴〟が標準装備されている(汗) でも、何...
畑の話

枯れた苺も諦めなければ花を咲かせる

───どうしよう、どうしよう、どうしよう……。 あれが、これ? 枯れた苺に顔面蒼白な僕がいた。 その原因は水切れだった。定期的に雨は降った、でも、それでは足りなかった。ベリーポットでは保水力が少なすぎたのだ。つまり、僕の管理不足が原因だ。猛省しながらも頭を回す。僕は諦めの悪い男なのだから。頭に過ったことは全てやる……そう、脳汁絞って全部やる。今すぐに! でなきゃ、あんなによつぼしに歓喜した友人に申し訳が立たねぇーよ!! 赤く染まった茎を切り、根っこを畝に植え付けた。まだ少しだけ緑の部分があったから、可能性はゼロじゃない。可能性は自分で決める! このよつぼしだけは特別だ。諦めきれない一心で、根っ...
ブログ王スピンオフ

オッツーのライダースーツ

オッツーは待っていた、何日も何日も待っていた。日曜日の午後の時間帯。ある男が道の駅で休憩する。そんな噂話を聞きつけて……。そこで、彼が自動販売機でコーラを買うらしい……雨の日も、風の日も、オッツーはひたすら彼を待ち続けた。あの人にオレはなる! そんな闘志を心に秘めて。 小六の夏休み。道の駅で張り込みを始めてから半年後。オッツーは、ようやく彼の姿を見つけた。それは、サイクロンで公道を走る仮面ライダーの雄姿であった。憧れの男を目にしたオッツーは、無心で彼の元へと駆け寄った。「あの……はじめまして。僕は尾辻正義おつじまさよしと申します。半年間、ずっとアナタを待っていました」「初めまして、半年も待って...
ショート・ショート

桃太郎のイヌの愚痴

鬼ヶ島の帰り道。 金銀財宝を積んだ荷車を引きながら、イヌは浮かない顔をしていた。「どうした? イヌ?」 後から荷車を押していたサルが、心配そうにイヌの顔を覗き込んだ。「気に入らない……」 ぽつりとつぶやくイヌに、サルは優しく話しかける。「オレらさ、何かの縁で鬼退治に行った仲じゃん。それはもう、戦友じゃん? 少なくともオレはそう思ってるよ」 サルの優しい言葉がイヌの心を開いた。イヌは溜まりに溜まった本音を吐き始めた。「だって、おかしいだろ? モモタロさん。待遇が違うんだよ、待遇がっ!」 サルにはイヌの言葉が理解できなかった。「ごめんな。オレ、お前の言ってる意味が分からない……ほんとに、ごめん」 ...
小説の話

気合入れのグレンラガンで、まさかの情緒不安定?!

新作は、バカでいいから勢い欲しい! 根拠も理由もなくていいから、なんかこう……アツいお話しに仕上げたい。ワケもなくアツいといえば、バカっぽいけど心震えるのは、僕の中では天元突破グレンラガンしかあり得ない。十年以上も見てないけれど、気持ちだけでも盛り上げよう。そんなぶらり散歩気分で視聴したのが悪手であった。こんなことになるだなんて……最悪の一手だった。 天元突破グレンラガンは、2007年にTV放送されたロボットアニメである。制作はエヴァのガイナックス。そのログラインは、少年が仲間と共に成長しながら人類を救う物語。昭和の熱血根性とロボットアニメを合体させて、笑いを散りばめた構成で物語は進む。なんで...
雑談

サツマイモの根出完了!

去年、相棒からサツマイモをもらった。───水でしっかり洗ったから……。 そう、土を洗い流したサツマイモの発芽率は極端に落ちる。だが、温存しておいた二本から芽が伸びる。天を突くように、勢いのある芽であった。詳細は、去年書いた記事のとおりである。 これで可能性はゼロではなくなった。でも不安は残る。二年越しの越冬でサツマイモにできるのか? このまま枯れてしまうのか? サツマイモの芽出しに幾度も失敗した僕が故の不安であった。とはいえ、事務所の中では寒かろう。何よりも、今日も元気なサヨリにいたずらされても怒れない。 安全を考慮して、猫の食器セットが入っていた箱の中でサツマイモを保存した。きっと食器の送り...