2024-05

小説の話

小説アイディアのパクりパクられ問題について

僕の相棒は心配性である。とてもとても心配性である。それは、キャリアと経験に基づいて、僕よりもずっと先を見据えているから。著作権についてもそうである。とはいえ、何も知らない僕である。知らぬ間に、無意識に、ちょっとした思い付きで、僕がやらかす可能性だって否めない。その確率がかなり高くて、いつも心配ばかりかけている。だからいつもいつだって、感謝の気持ちで両手を合わせて、今日もサヨリは元気です(笑) ───その逆も。  僕はブロガーとして小説を書いている。書いたものをネットに送り出すのがブロガーのお仕事だから、書いたらポンポン更新している。そうしないとやる気が失せて、復活までに時間を要する。筆が止まる...
雑談

ダイソーの強粘着ふせんで高齢者の記憶をサポート

あれ……何だっけ?  記憶のペンより頭の中の消しゴムが勝る。それは、今始まったことではないけど、電動か? ってくらい消しゴムの性能が上がれば、文字書きとしては致命的だ。思い出す時間と労力が半端なくて、今日もサヨリは元気です(笑)  スケッチブックやノートを使って、とっさのヒラメキを書き残す。だったら、スマホがあるでしょ? パソコンとか……。そんなの出してる暇がないのだ。だって、そうでしょ? 一瞬でも気を抜くと、アイディアは忘却の彼方へ秒で消し飛んでしまうのだ。最悪なことに、スケッチブックやノートを取り出す間に忘れてしまうのだから。何処だっけ? カバン、カバン……それを探すひと手間が加わると想像...
猫の話

もう、限界……

猫の話などナンボでも書ける。  真ん中もっこり水曜日、その考えが甘かった。月曜日から日曜日までの一週間のお題の中で、僕の時間を著しく圧迫するのが水曜日。老猫だもの……変化もなければネタもない。そして、このご時世である。生半可な知識で猫を語るのも危険が伴う。つまり……今のやり方はもう、限界。  猫の知識を書くのなら、虎の巻も実はある。友人がくれた猫本を元に書けばよい。一年前ならそれをネタにもできただろう。とにかく今は時間との戦いで、今日もサヨリは元気です(笑)  書籍の知識をダラダラと書くのも、何かが違う気がしている。それは、誰かが必ずしていることで、僕でなくても構わないのだから。そこで僕は考え...
レビュー

ぬるっと読めた! 大怪獣のあとしまつ <書評ではありません>

僕は本を読まない人だ。  こんなことを書いてしまうと 「おめぇ~! それでよくもまぁ~〝小説書いています〟なんて言えるよな?」  そんなご指摘を受けそうだけれど、残念ながら事実である。小説どころか漫画すら読まない中年期を過ごした。だから読書量は極めて少なく、読む行為への持久力が僕にはない。読む速度はカメさんだ。そんな僕に相棒は、若い子に人気のコミックスや執筆の参考になりそうな書籍を送ってくれるのだ。だから、時間を見つけて本を読むようになった。もうね、相棒にお世話になりっ放しなのである(汗)  これを大前提にして書籍レビューをこれから書こう。書籍レビューというよりも、読書が苦手な僕が、読みやすい...
畑の話

畑のきゅうりが立派なのだが……実を付けないとはこれ如何に?

苗が一本、種からが三本。今年のきゅうりは四本から始めましょう。その真っ先に、苗から始めた一本の背が伸びた。来週あたりで摘芯するか? 真っすぐに伸びたきゅうりの苗が、控えめに言っても立派に見えて、今日もサヨリは元気です(笑)  立派に見えても、このきゅうりには問題がある。実がならない……悪夢のような致命傷。ここまで育てて収穫二本て、こんなことって……ある? これまで育てたきゅうりの中でも、いちにを争う出来栄えなのに……思うように実を付けない。  収穫した二本のきゅうりだって、お世辞にもよい出来だとも思えない。どんなきゅうりだって、収穫初期は真っすぐのはずなのに、曲がったきゅうりに心が曲がる。でも...
ブログ王スピンオフ

聴講生 橙田飛鳥

───人の顔はひとつではない。  学生と聴講生。橙田飛鳥とうだあすかはふたつの顔を持っていた。それは、大した問題ではない。言い換えれば、女子大生と追っかけなのだから。高三の夏、オープンキャンパスで飛鳥が恋した彼は、理論物理学の研究者であった───ワタシは行く、彼の元へ! 飛鳥は名門T大を受験してサクラチル。それでも飛鳥はくじけない。桜は散れども恋は咲かせる。  K大への進学を決めつつ、同時に飛鳥はT大の聴講生の資格も手に入れた。ピカピカの聴講生証に飛鳥は誓う。先生の講義のすべて───ワタシはそれを受け切ってみせるのだと……。初講義にときめく飛鳥……にしても、異様に多い女子の数。それもそのはず、...
ショート・ショート

彼女のうんちを、僕は一生忘れない

あの人から目が離せない。  うどん屋で、彼女が僕の目をくぎ付けにした。これが絶対的存在感なのか? 金髪にヤマンバメイク。殺傷力の高そうな長い爪。ラフな服装はパジャマだろうか? 彼女の両脇にふたりの小さなおばあさん。それが、さらに彼女を大きく見せる───戦闘力53万! とっさに、戦闘力たったの5の僕は思った。この人は……強い。  視力が弱い僕だから、美人さんとか、ベッピンさんとか……僕の目を引く原因はそこじゃない───目に見えぬ違和感だ。どうしようもない違和感が、モヤモヤした違和感が、彼女の魅力を引き立てる。ひとめぼれともまるで違う、いうなれば、五感を超えた僕のシックスセンスが反応している。  ...
小説の話

ねぇ、もしかして……おじいちゃん?

小説は誰にでも書ける。僕にもカタチになったのだから、老若男女の誰にでも。書くのが人とは限らない。その気になれば、人工知能だって小説が書けてしまうのだ。文章、イラスト、YouTube動画に至るまで。近い将来、創作物のほとんどがAIに奪われる可能性も高いだろう。機械にビン洗いの仕事を奪われた、母をたずねてマルコのように。これも時代の流れである。友人が喜びさえすればよい僕には、AIなんて無関係な話だけれど(汗)  どうしてそうなるのか? そうなってしまうのか? その根本が金である。売り上げとか、予算とか、経費の類に他ならない。出版業界において小説とは商品である。売れる作品を書籍化するのがお仕事だ。ど...
満月だからスイカの話

フラワームーンだからスイカの話

三度目のスイカチャレンジ! 今年も種から育ててみよう……スイカの苗は高いから(汗) 三月末に第一弾、四月半ばに第二弾、五月初めに第三弾。ポットにスイカの種を仕込んで待った。三回に分けたのは芽吹く様子がみられないから。待てど暮らせど芽吹かない。温度が関係しているのだろうか? 不安に煽られて種をまく……。五月にまいた種が芽を出した。続けて四月、三月の種まで芽を出した。結局、すべての種が発芽する……スイカの種まきは五月! 記憶しました! 去年も一昨年もそうだったけれど(汗)  去年、コンテナ栽培したスイカが一番育った。植え付けた場所もよかったのだろう? 今年もコンテナ……ちょいと待て。コンテナを埋め...
猫の話

食事姿を見てやらないと、猫はご飯を食べない日がある

始まった……。  どういうワケだか、最近のサヨリの食が細くなった。人間だって食欲なき日があるのだから、猫だってそんな日もある。でも、僕は知っている───これが、サヨリのプレイ(性癖)なのだと。ご飯は食べたい、だから見ていて……見てくれないと食べません! おまいさんは、拗れた彼女か? 時たまやらかす、これがサヨリの悪い癖。まぁ、元気だからいいけれど(笑) 「どうした?」 「ごわぁ~ん(ご飯)」 「食うんか?」 「うーぅぅぅ……(当然だ)」  サヨリは食べる気満々。食べ始めたのを確認して、僕がポメラに向かうと、サヨリはご飯にそっぽ向く。またなのか? またアレが始まったのか? 僕の手から食べさせると...
レビュー

コンパルのモグラ防除器を畑に設置

畑の畝にスコップを突き刺すと土の中の空洞に気づく。これは何? 地底人からの攻撃か? 空洞を掘り進めると、どう考えてもトンネルだった。もしかして、これが……モグラ? けれど、僕がイメージしているモグラとは少し違って、今日もサヨリは元気です(笑)  今あるのか知らないけれど、昭和のゲーセンと言えば、ピンボールともぐら叩きゲームは外せない。それしかないから、そのイメージが強いのだ。にしても……思いのほかトンネルが小さく思える。モグラ叩きのはもっとデカい。畑の謎のトンネルは、ネズミサイズの穴だった。  もっと、モグラは大きいでしょ? だって漢字で書けば〝土の竜〟って書くんだよ。ドラゴンがそんなに小さい...
畑の話

枝豆(湯あがり娘)の芽が出たよ(2024)

トウモロコシのコンパニオンプランツに枝豆最強!  つーて、友人が教えてくれた二年後に、相棒からの枝豆(湯あがり娘)の種をまく。もちろん、トウモロコシの苗のそば。トウモロコシは湯あがり娘の支柱の役目。いわゆるひとつの彼氏役。マメ科の植物は窒素を土にため込む性質がある。だから、大飯ぐらいのトウモロコシとの相性が抜群なのだとか。これは友人からの受け売りだ。  三本、十列、計三十本。トウモロコシを並べて植えた。成長具合はバラバラだけれど、一度に収穫すると食べきれない。だから、これくらいで丁度いい。時間差で食えるから。上出来、上出来(笑)  種を仕込むと終わったような気にもなる。枝豆の種をまいた。それす...
ブログ王スピンオフ

ツクヨとオッツー、海の約束

───オレのお嫁さんになればいい……。  オッツー家からの帰り道、それをツクヨは思い出す。三縁さよりとオッツーとの三人で、釣りに出かけた夏の日を……。 「ねぇ、オッツー。わたし……どうおもう?」  ツクヨはおませな小三だった。 「可愛いぞぉ~」 「エヘっ!(笑)」  オッツーからの予期せぬ言葉に、ツクヨは頬を赤らめた。 「リュックのペコちゃんが」 「そう……ですか……」  気まずい空気が防波堤ぼうはていを駆け抜ける。気まずいのはツクヨだけ……。釣りに夢中のオッツーは、ツクヨの変化を気にも留めない。  一緒に来ていた三縁はというと、ツクヨをオッツーに任せっきりで、秘密のポイントで竿を振っている。...
ショート・ショート

中二病、バカふたりの行く末を

「これ、可愛いだろ?」  お茶袋を指さして、あいつが俺にそう言った。  茶袋には猫のイラスト。そんなことはどうでもいい。こいつの所へ出向いたのにはワケがある。気になることがあるからだ。あいつが小説を書き始めたらしい……その真相を俺は知りたい。  中学時代、俺の夢は小説家だった。身を削る思いで作品を書いた。それを同級生に読ませると、みんなは俺の夢をバカにした。 「これで小説家になるつもり?」 あいつだけが、俺の夢を応援してくれた。 「いいんじゃね? なれよ、小説家に。本になったら買うからさ。買った本にサインしてくんねぇ~か?」  そう言って笑ってたっけ……。  遠い昔の話だ。大人になった俺は、夢...
小説の話

いつまでも、スピンオフを書く理由?

金髪頭に僕は言う。 「お前は、スーパーサイヤ人か?」  こんな感じで、取りあえずツッコむ。  それは、金色に髪を染めて、髪の毛をツンツン立ち上げて、何だよ───それ? これを短くすれば、僕の場合これになる。スーパーサイヤ人の一言で、強く見えたり、凄く見えたり、急に雰囲気が変わったり……誰しもが、様々な場面で使える便利なワード。鳥山明先生の大発明で、今日もサヨリは元気です(笑)  小説を書き始める前。  僕のブログの中を読み返せば、悟空、ベジータ、フリーザ様……多くの人気キャラクターを例え話に使っていた。発情期ですかぁ~この野郎! 銀さんだって外せない。それを使って当然だ。ダイレクトに僕の意図が...
雑談

カメムシ大量発生2024!? 去年の96倍か?

桃の摘果で我思う───こんなの初めて……。カメムシである。カメムシが桃の実を食い散らかして、えなりの「だってしょうがじゃいじゃないか!」のレベルを遥かに超えている。いつもなら選び放題、選より取り見取りのはずなのに。残す実が選べなくて、今日もサヨリは元気です(笑) 「これは、あかんわ。横でも上でも残すでぇ?」 「しゃぁ~ないなぁ……」  桃の実は下向きを残すのが基本である。上向きの実に袋をかけると、袋に雨水が溜まって実が割れる。だから下向きの実を残すのだが、カメムシは日の当たらない実ばかりに悪さしていて、被害の多い木はお手上げだった。必然的に上向きでもイケると判断したら残さざるを得なくなる。にし...
猫の話

猫からのプレゼント

猫とは不思議な生き物です。不思議な縁を引き寄せる。最近それを強く思う。絶対に出会うはずのない人を、ぬるっと、さらっと、うちのサヨリが引き寄せた……。8年前、猫ブログを書き始めた。5年が経って、サヨリの出番は少なくなる。年老いた猫を記事ネタにするのは忍びない。寿命だもんな……そんな、別れの予感も感じていた。だから静かにフェイドアウト。体調が悪くなり、やせ細り、食事すらままらなない。そんなサヨリを書くのも辛い。それでも、今日もサヨリは元気です。今だって、サヨリは僕の膝の上。ご飯もチキンと食べています(笑)  あれだ……猫ブログを始めると、サヨリは何かしらの事象を引き寄せた。アクセスだったり、物だっ...
レビュー

ゲオのワイヤレスイヤフォン(ネック式)

……充電ができぬの……だが?!  去年買ったゲオのワイヤレスイヤフォン(レッド)の充電ができなくなった。右なら我慢して使うのに左とは最悪だ。だって、そうでしょ? 文字や言葉を認識するのは右脳だから、左側の充電不能は致命傷。映画のセリフを耳コピするのなら、左耳で聞くのがセオリーなのだ。左耳が生きているなら、右が聞こえなくっても構わないのに……仕方ない、新しいのを買いに行こう。今から一ヶ月ほど昔の出来事。 ちなみに愛の告白は、右耳に向かって伝えると成功率が上がるそうな。右脳と直結した左耳に向かって告白すると、相手に思考の余地を与えるのだとか。お願い事は右の耳からが鉄則なのデス。だがしかし、本当にそ...
畑の話

芽出ししたサツマイモの根出し(2024)

しとしと降る雨の中、少しだけ畑に顔を出す。だって、そうでしょ? 日曜日も雨で畑に行ってないのだから……きっと、絶対、アスパラガスが大変だ(汗)  畑に行くと案の定、アスパラガスの顔が見えた。にしても……今年のアスパラは容赦ないのな。もみ殻の山からアスパラガスを収穫して、一個だけ真っ赤なよつぼしの実を摘んで、それで撤収。でも待てよ……サツマイモの茎、やってみるか? そんな悪だくみが脳裏に浮かぶ。僕の悪だくみは友人の好物だ。ならば、お試しで試してみようか? 本丸の芽はまだ幼いけれど、大量に仕込んだ金時シリーズは調子もよさげ。イモの芽出しは数で勝負、これが失敗したとて被害は少ない。だったら、やってみ...
ブログ王スピンオフ

オッツー家のシチューの秘密

桜木とオッツー、アケミとゆき。そして、俺。   俺たち放課後クラブは、メンバーの誕生日が年中行事に組み込まれていた。転校生の桜木は小学からだけれど、他のメンバーは幼稚園からの幼馴染み。物心ついた時から誕生日祝いは当たり前だ。当然のように、ツクヨもその輪の中に入っていた。時は流れ、俺たちは無事に高校を卒業し、ツクヨは中学二年になった。それでも、誰かの誕生日には、何処かで集まり誕生会をしていた……。  今現在、ツクヨに最も近い存在はアケミである。大学生になっても、アケミはBL小説を書いている。その表紙絵を飾るのがツクヨのイラストなのだから。同人誌イベントが近くなると、ふたりの情報交換が密になる。そ...