小説は人が増えると難しい(汗)

金曜日(小説の話)

 金曜日は小説の話

 文章で熱量が出せるのか? 畳みかけるような勢い。そんな表現が可能なのか? 出せるものなら出してみたい。ブログ王では大人しく書いたけれど、今回は熱を帯びた物語を書きたくて、今日もサヨリは元気です(笑)日々、それを考えているのだけれど、その答えが見つからない。そもそも設定からして無理ゲーなのだ。うん、困った(汗)

 極端なセリフ回しとパワーワード。そんなキャラ付けも試してみた。それは相棒へも打診している。でも、何かが多くて、何かが足りない。そんな登場人物が、頭の中で10名ほど動き回っている。各場面のビジョンは映像になるのだけれど、それらが一斉に話す場面を文字にするのが難しい。

 複数人が同じ空間を同時に動いている場面で全員が話すのだ。どうしても文字数が伸びる。文字数を伸ばすのは容易いけれど「読んでくれんの? こんな長文?」って気分が勝ってしまう。とはいえ、描写を省けば「あいつ、いつの間に?」となってしまう。ここで五人が話しているのだけど、三人までが限界だ。

 現実世界の人は全て主人公。自分を世界の中心にして、自由に動いて好き勝手に話をしている。家族との食事、友人との歓談、会議の場面。調子こいて書いてしまえば、ドンドン話が長くなる。つまり、無限に文字が増えてゆく。だったら、登場人物を三人限定にすればよい。でも、今はそれじゃない。今回は大所帯……困った。

 たとえば野球。試合が始まれば、大人数が同時に動く。あんなに動いているのに、どうして読者は状況が把握できるのか? それはきっと基礎知識。ピッチャー、キャッチャー、ライトにレフト。事前にそれぞれの役割が、読者の頭にインプットされているからだ。この子はピッチャーだからボールを投げる。あの子はバッターだからボールを打つのに決まってる。名前を憶えていなくても、物語の中で説明しなくても、話が分かる便利な機能が備わっている。野球を知らなければ面白く感じない。つまり、それをすればいいだけだ。

 強烈なキャラと印象的なエピソード。それを重ねて覚えてもらう。僕が生み出した子らに、そこまでのことができるのか? 些か不安であるのだけれど───「無理を承知で突っ走る。読者の心に風穴開ける。それができなきゃ読まれねぇ。だからやるっきゃねーんだよぉぉぉ!!! 書く理由? そんなの、お前からもらってる。お前が理由をくれたんだ。お前が望む未来のために、俺はこの物語を完成させる。安心して、お前はそこで待っていろっ!」

「よう、相棒。その言葉を待ってたぜ」
「よー言うた! ワイも乗らせてもらおうか」
「あら、男の顔つきになったのね。寂しいわ……」
「私はお姉さま一途です!」
「みんな、一度に喋らないで! このバカどもは、私がまとめるから……あなたは前に進みなさい」

「ありがとう、みんな!」

「だったらあれだな。あれをやるぜ」
「合体か?」
「バカね……作戦会議よ。そうだわ、私たち結びましょう……同盟を」
「だったら〇〇ね」
「〇〇同盟……いいんじゃない」

 って感じでいいのかな?(汗)

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