百歳なのに老いない男の話

パソコンを見つめるキジトラ
金曜日(小説の話)

 金曜日は小説の話

 僕が相棒と小説を書き始める半年前。僕とタッグを組んでいたのが友人だった。まだ、コロナ禍でお先真っ暗だった頃。友人に僕が考案したあらすじがあった。結果的に、この物語はとん挫した。簡単に言ってしまえば、友人が僕の身を案じたからだ。それほど、僕は触れてはいけない部分に首を突っ込んでいた。全てが僕の空想であるのだけれど、その可能性が否定できない、ひと言で言ってしまえばSFであるのだけれど、政治経済を巻き込んだ陰謀論に近い内容でもあった。それをぼかさず友人に伝えた。そりゃ僕でも、一旦ストップさせると思う。とにかく、時期が悪かった。

 そして今、相棒と手を組み僕は処女作を書き上げた。短編1本と長編1本。長編は2本目を書いている。ショート・ショートは毎週だから、そこに友人と書くはずだった、幻の小説を盛り込みたい衝動に駆られて、今日もサヨリは元気です(笑)

───年を取らない老人たちが収容所へ集められた理由とは?

 ログラインはそのままに、登場人物を大幅に改変して書いてみた。一昨年のプロットは、親父が自分よりも若返ったら……に着目したストーリーだった。主人公は息子である。どうして親父がそうなったのか? その謎を解明する物語だった。今回は、それを年は取れども老いない老人を主人公にした。簡単に言ってしまえば、主人公視点を切り替えたのだ。老人は息子の寿命を超えても生きている設定である。その題名は───マロカン。

 新作は? 相棒に突っ込まれそうなのだけれど、書き始めるとスラスラと書けてしまう。これも、一度は乗り掛かった舟である。いつかはクラウンの気持ちでは、たぶん絶対書かないだろう。否、書けない。だったら、今のうちに書いてしまえ。あの時は書けなかったけれど、相棒から指南を受け続けた、今の僕なら書けるだろう。

 ということで、明日のショート・ショートはそれになります。話が長くなりそうなので、間に別のショートカットを挟みながら、ゆっくり書くことになるのでしょう。執筆速度は、ガイバーとかハンターハンター的な感じになりそうです。そんな意味からも〝マロカン〟については、気長に楽しんでいただけたら幸いです(笑)

 

コメント

  1. わたしの記憶の中の親父は年下なんだよねー^ ^楽しみにしてますヨ٩( ᐛ )و

    • 僕のオトンも、僕より年下になってしまいました。
      新作の〝マロカン〟も楽しんでいただければ幸いです(笑)

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