ゾッとした話

雑記・覚書き

現場で起きたゾッとする話

「現場で会った人は、全員お客さんだと思え!」  若い頃、そう教え込まれた。  いくら若造だった僕だって、それは正解だと素直に思った。だから、今でもその教えを守っている。誰だって五十も過ぎれば口も立つ。口が滑る事だってなくもない。けれど、過去に見てきた数々の悲劇を思えば、触らぬ神に祟りなしで口チャック。口は災いの元でしかない。  今日の現場、おとぼけバディの一言でゾッとした話しである。  早朝、とある現場での作業中「おはようございます」と誰かの声。無言を貫くバディを横目に条件反射で「おはようございます(笑)」と挨拶を返す。  挨拶は基本デス!  その男性は物腰低く、とても感じのよい人であった。こ...