休み

雑記・覚書き

零細企業に休み無し!

───実話である。  気温二十三度。  あの夏はどこ行った! バディとの車の中で暑さに慣らした体が寒い。枯れた体が気温の変化についてゆけない。現場に着くとお獅子の鐘が鳴り響く。もう、秋祭り...そんな季節か...。 「冷えるのう」  バディは今日もご機嫌さんである。でもきっと三十分後には頭に血が昇っているのだろう。昭和男の沸点は低いからな...。 「土曜日やからシャバは休みやで。月曜日は祭日やし。なんかやる気が出んのう...」  これからはじまるドタバタの前。人格変わる少し前。嫌味のひとつも言っておきたい。そんな事などお構い無しに、テテテとバディは鐘の音へ足を運ぶ野次馬と化していた。おいらの話...