「エンジンが掛かって来ましたね、お父さん。」
「全然だけれど、サヨリちゃん。リハビリの感じで描いてみたよ。構図が決まらなかったから、安易にお年玉を飛ばしてみました。」
「ボクは福沢如きで動きはしませんよ。もっと気の利いたもので釣って頂きたいものですね。」
「そうだね〜、キミは現金で動かないものね。今度は違うもので描いてみるよ、サヨリちゃん。」
「だったら、ちゅーるでお願いします。」
「う〜ん、何かと面倒な事が起きるやもしれないので、当たり障りのないもので考えておきましょう。」
「ところで結局、何を使って落書きを描いているの?。」
「マイ フィンガー!。」
「指かい!。」