「何ですか?、それは。もしかして・・・イカのお寿司?。」
「そうそう。せっかくシャリを量産したのだから、何かを作ろうと思ってね。一番簡単なイカを作ったんだよ。」
「まぁ、イカが一番簡単そうではありますね、お父さん。」
「樹脂粘土(グレイス)をコネコネして、それっぽい形にして、量産したシャリに乗せたら出来ちゃうからね。粘土限定だけれど、『烏賊(イカ)』と書いて『かんたん』と読むんじゃね?。って思うくらいだよ、サヨリちゃん。でもね、」
「でもね?。」
「イカは簡単だけれど、シャリは、シャリの型づくりは地獄だったよ。地獄だったんだ・・・。」
「よっぽど辛かったんですね、お父さん。わかります。そんな酢飯ですけれど、全然みえませんね?。」
「だから、ひっくり返して写真をとっておいたよ。」
「ん?。酢飯は酢飯ですけれど、メリハリが無いというか・・・。お世辞にも良い出来ではありませんね。」
「良いですか?、サヨリさん。」
「出たっ!。敬称が『さん』になったら、こいつ・・・面倒くさいんだよなぁ・・・。」
「何か?。」
「別に・・・。」
「こうやってシャリを量産しても、出来の良い子と悪い子とが出来るんです。」
「でしょうにゃ。」
「出来の良い子は良いよ。良い子だから。でもね、」
「でもね?。」
「出来の悪い子はどうしろというの?。捨てろというのか?。」
「そこまでは・・・。」
「だったら使おうよと。使ってあげようよと。そう、思ったって良いじゃないか!。むしろ、思うべきだろ?、サヨリさん。」
「誰も悪いとは一言もいってませんよ、お父さん。」
「何よりもお寿司は初めてなんだから、練習用として悪い子を使って、何が悪い。」
「だから、誰も悪いなんて言ってませんって。」
「でもね、出来上がって気づいちゃったのだけれど。」
「何に気づいたの?。」
「こんなに小さいのだから、このレベルでもシャリはイケるって。」
「えぇ。イケルの?、イケちゃうの?。いや、行っちゃうの?。というより、この記事にボクの写真が出てない!!!!。」
最後に『キジとら』からのお知らせです
今のおススメは記事は「コロッケ、とんかつ、エビフライ!粘土で揚げ物の衣の作り方」だよ❤
最後まで読んで頂きありがとうございました。毎日、頑張って更新しています。よろしければお気に入りの片隅にこっそりご登録して頂ければ幸いです。
また遊びに来てねぇ~♪
Related Posts