「どうしようかね?、サヨちゃん。」
「ニャンの相談ですか?、お父さん。ボクは、お金なんて持っていませんよ。」
「嫌な言い方をするね、サヨちゃん。そんなんじゃ無いから。カツアゲなんてしないから。猫からお金を貰おうなんて1ミリも思ってないから。」
「それを聞いて安心しました。お父さんが、そこまで落ちぶれたのかと、一瞬、思ってしまいましたよ。で、何の相談でしょうか?。」
「一昨日さ、クチュリ姐さんの所へ行ったじゃ無い。その時に飛び出たお話の事なんだけれど。」
「オリジナルのTシャツの話ですか?。マラソン大会の。」
「良い勘してるね、サヨちゃん。その通りだよ!。」
キジとらTシャツでマラソン大会
「サヨちゃんの絵柄は、サヨちゃんをそのまんまを簡略化して描いたものだけれど、あんなのでTシャツ作っても良いのかなと思ってね。そもそも、どんな大きさのサイズの絵が必要なのかも分からないし。右から左へ受け流しながら、話を聞いていたのだけれど、うーん、どうでしょう?。」
「最近、長嶋茂雄さんにハマっているの?、お父さん。『うーん、どうでしょう?』の出現率が高いですね。それはそれとして、丸亀で行われるマラソン大会用のTシャツでしたよね?。キジとらの宣伝にもなるって、クチュリ姐さんノリノリでしたよね。受けてあげれば良いじゃないですか。何もしないより、何かやって朽ち果てる道を選択すべきです。」
「たまに哲学的な言い方をするよね、サヨちゃん。でも、キジとらTシャツを作ったからって、お父さんは朽ち果て無いし、屍にもならないから。でも、そう言われると気が楽になったよ。先ずは丸亀のマラソンの情報収集からだね。いつ走るのかも聞いて無いから。」
「お父さん、『さぁ、検索を始めよう。』ですにゃ。」
「サヨちゃんこそ、フィリップ好きだねー。」
香川丸亀国際ハーフマラソン
「どうしました?、お父さん。些か顔色が悪いですよ。体調でも崩しましたか?。」
「はい、検索結果がでました。丸亀のマラソン大会って、『香川丸亀国際ハーフマラソン』かも知れないわ。」
「国際大会ですか?。」
「そう、国際大会。」
「出るんですよね、クチュリ姐さん。」
「出るみたいだね、国際大会。」
「いつですか?、国際大会。」
「2018年2月4日(日)午前10時35分スタートだよ、サヨリちゃん。」
「よし、オッケー!。時間は、まだまだありますニャ♪。」
「時間はあるけど、まだまだ時間はあるけど。クチュリ姐さんのマラソンって、お遊びじゃ無かったみたいだよ。もうね、てっきり、美容と健康維持的なものだと勘ぐっていたのだけれど、これってガチなマラソンだよね、サヨちゃん。」
「ガチですね。ハーフとはいえ21キロメートルも走るのですから。その距離は、ボクらにはあり得ませんよ。」
「ガチだよね。Tシャツもガチなのを考えないといけないよね。」
「ニャ?。やる気になったの?。」
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