「引っ張りますね、EPA。」
「引っ張っちゃうよ、EPA。」
「でも、なんで引っ張るの?。」
「だって、メッチャ美味しいよ、マルハさばの水煮缶。」
こんにちは、キジとら(@kijitora_sayori)です。
「前の記事で書いたのだけれど、サヨリちゃん。これで痩せられるのなら凄いよね。兎にも角にもメチャ美味い!。」
「痩せるホルモンを分泌させるべく買って来たのに、お父さん。それでは逆に太りますよ。」
「そうなんだよね、サヨリちゃん。父さんは、今まで缶詰には偏見があってね、缶詰を食べるなんて事は皆無だったんだよ。」
「でもこの前、桃の缶詰食べてませんでしたっけ?。」
「フルーツは別。だって、サバの缶詰とか、フタを開けて見てご覧よ。お世辞にも美味しそうには見えないよ。何か、腐ってるみたいじゃん。」
「まぁ、言われて見ればそういう感じにも見えますね。でも、痩せるホルモンを出すために食べたのでしょう?。涙ぐましい努力ですね。遠慮せずにボクに言ってくれたら、いくらでも食べてあげますよ。にゃ、にゃ、にゃ。」
「残念だけれど、サヨリちゃん。もう、その必要は無くなったよ。だって。」
「だって?。」
「サバの水煮缶を一口食べたら止まんなくなっちゃって、そうこうしていたら、ライスが欲しくなったのね。急遽、倉庫から玄米ごはんを出して来たよ。」
「そして、食べちゃった?。」
「食べちゃった。」
「あー、玄米ごはん、食べちゃった?。」
「食べちゃった。」
「そりゃ。逆に太りますよ、お父さん。サバのEPAに小腸が刺激によって分泌されたGLP-1は、脳に働きかけて食欲減退を促す効果でダイエット出来るんです。」
「出来るんですよね、サヨリ博士。」
「そこで、炭水化物を追加してどうするんですか?。単純にカロリー足しちゃってますよね。」
「はい。」
「結論から申し上げて…。」
「は?。」
「サバの水煮はお父さん向きではありませんね。こっちの『さけの中骨』にして下さい。」
「えーーー?。」
「そして、玄米ごはんの分だけは動いて下さいにゃ!。さぁ、懸垂を始めよう!。」
「・・・。」
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