「ゴジラみたいだね、サヨリちゃん。今にもビルをぶっ壊しそうだよ。」
「ボクをニャジラみたいに言わないで下さい。普通サイズのかわいい猫、それがサヨリちゃん。即ち、ボクです。」
「自分でそれが言えるのなら大したものだ。アナタ、荒削りではありますが、そのうち伸びますよ。」
「それ誰やねん?。ところで、缶にくっ付いている猫は何ですか?。」
「猫のマグネット。」
初めて作った猫のマグネット
「これはいつもの猫サイズですか?。」
「そうそう。いつもの猫サイズだよ、サヨリちゃん。比較用のチロルを置いて無かったね。失敬、失敬。」
「『失敬、失敬』って、昭和のサスペンスドラマの警部みたいですね、お父さん。でも、突然にマグネットを作りましたね。」
「これはお父さんのじゃ無くって、Naru姐さんから依頼されたものなんだよ。猫のマグネット、貞子にゃん(上部写真のテレビから出て来ている猫)ってワケにもイカないでしょ?。」
「でも、貞子にゃんも気に入ってましたよ、Naru姐さん。」
「あの人、変わり者だからね。」
「変わり者ですもんね。」
「だけど、まぁ、普通のマグネットの方が良いでしょ?。」
「でも、このネコだって普通じゃありませんよ。」
「何でだよ!。かわいい猫じゃないの?。」
「写真ではのっぺりしていますけれど、パンですから!。生身の猫じゃなくって、普通にパンですから。」
「それは良いじゃない?。」
「にゃんで?。」
「普通に猫を作る事にも飽きてきたんだよ、貞子にゃん。」
「お父さんらしいです。」
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