地震の揺れから猫を落ち着かせる方法

地震・災害

 令和6年能登半島地震から一夜が明けた。

 テレビからは刻々と地震情報が報道され、SNSの中はカオスであった。情報が錯乱されて信憑性が分からない。かと言って、安全地帯から明るくポストをする気にもなれない。老人の余計な一言など、老害でしかないのだから。だから、一先ずSNSからの距離をおき、流れるタイムラインを見守っている。その時の状況で、己の行動を判断しようと思う。重要な情報が埋もれることがないように。

 もしも、僕のブログを楽しみにしている人がいるのなら、その人たちのために何かを書こう。今の僕にはそれしか出来ない。

 今回は、地震に怯える猫を落ち着かせる方法について書いてみました。ソースは、熊本地震時に僕がブログに書いた記事です。

☆☆☆☆☆☆

 昨日の話。

「この子、もう12歳になるんだねぇ」

 お正月、家族の集まりの中でオカンが言った。その一言にゾッとした。あまり知られてはいないのだけれど、我が家には犬がいる。それは、ミニチュアダックスのキュートな女の子。オカンの飼い犬だから、ブログに書くのも希である。犬と言えども個人情報。君子危うきに近寄らずなのだ。

 オカンの一言に、ゾッとしたのにはワケがある。我が家のわんこが家にきた時、愛猫サヨリはおじさん猫だったのだ。この子が12歳ということは……今のサヨリの年齢は……。そう考えて途中でやめた。

 宴を終えてから事務所へ向かう。サヨリの食事のためである。事務所に戻ると、鉄の扉の向こう側。うぉ~、うぉ~と鳴いている。サヨリ様は激おこだった。僕と顔を合わせた途端、僕の足に纏わりついた。最強のツンデレだった。

 こいつは、ずっと赤ちゃんで構わないな……。

 サヨリの食事を終わらせて、お皿にミルクを注ぐとYahoo!防災速報アプリが鳴った。画面に表示された震度7。僕の背中に悪寒が走り、サヨリを抱えて身構えた。この行動を取ったには理由があった。それは、熊本地震から得た教訓である。

 猫は臆病な生き物。人間が思う以上に臆病だ。

 この行動は、熊本地震発生時にツイッターのタイムラインが教えてくれた。大きな揺れに怯えてしまうと、猫はその場から逃げようとする習性がある。家から飛び出して、どこかに隠れてしまうのだ。もしくは、家のどこかに身を潜める……見つからない。

 それから一時期。ツイッターのタイムラインが「うちの猫を探してください」というツイートであふれかえった。悲鳴にも似たツイートだった。咄嗟にサヨリを抱えたのは、その記憶が蘇ったからである。

 地震の揺れから猫を落ち着かせる方法がある。

 猫の脇に手を入れて、ぶらぶらと揺らすのだ。

 2016年4月16日の記事にも書いたのだけれど、改めて書こうと思う。猫は自分が揺れている原因を飼い主の仕業だと勘違いするのだという。

 今ではこの方法も、多くの猫飼いの皆様に知られていると思います。けれども、知らない方がいらっしゃるかも知れません。だから、どこかの誰かのお役に立てればと、この記事に記載しました。

 被災地の皆様の1日も早い復興をお祈りしています。

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