【2本目】愛猫の歯が抜けました【でも元気!】

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うちの猫の話
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前日から愛猫あいびょうサヨリのしょくが細くなった。いつものウェットタイプのキャットフードにきたのかと思い、カリカリを横に並べてあげた。でも食べない。ならばと大好物だいこうぶつのちゅーるを出しても顔をそむけるだけだった。もしかしたら前日にお刺身をチンしたのが気に入って、無言のハンガーストライキをしているのかい。

床からじっと僕を見上げているサヨリの前に胡座あぐらをかいて観察を始めた途端とたん、サヨリが自らの口元に前足を押し当てた。その直後、サヨリの口から牙がポロリと抜け落ちた。

2日前の出来事だった。

2本目の牙

牙が抜けたのは2本目で、1本目の時には去年に夏の出来事だったのだけど、物凄ものすごく心配をしたのも記憶に新しい。このまま死んでしまうのかとも正直なところ考えていて、火葬の準備だとか皆んなにどう報告しようかだとも思っていたのだけど、猫も人間もジジイになれば歯の一本や二本なんて普通に抜ける。それで死んでいたら命がいくつあっても足りやしない。

それでもブログに書く行為には躊躇ちゅうちょした。記事にした後で、サヨリに虹の橋を渡られたのではやむに悔やみきれない。流石さすがに大きな牙が抜けた後なので、サヨリの元気も幾分いくぶんか無かった。今夜はカリカリもウェットも無理だと判断。深夜だったのだけれど、シニア用のミルクを買いに夜の国道を走った。もちろん、自転車で全力疾走だ。ここからはツイッターでのツイートを織り交ぜて話を進める。

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24時間営業のスーパーマルナカで売られていたねこちゃんの国産牛乳を2本握りしめてサヨリに飲ませると、ゴクゴクと一気に全て飲み干した。それでも食欲があったらしくて、ウニャウニャと食べ物をせがむのだけれど、お腹を壊されてもいけないので何も与えなかった。

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しばらくジッと僕を睨みつけていたのだけれど、何かのスイッチが入ったらしく、高い場所を求めて夜の活動を再開始した。

翌朝もねこちゃの国産牛乳

翌朝、胸の上から僕をにらみつけるサヨリの視線で目が覚めた。サヨリは割と大柄な猫なので、胸の上に居座られるとかなりの息苦しく嫌でも目覚めてしまう。こんな朝は決まって朝食の催促さいそくで、昨日買った残りの1本のミルクをお皿に入れると、昨晩と同様に一気に飲み干した。ジャイアント白田しろたを思わせる飲みっぷりは豪快ごうかいだ。200㎖ものミルクを一気飲みされるのは嬉しいのだけれど、お腹をこわしそうで心配だった。

とは言うものの、牙が抜けたばかりというのもあり、お昼の合間あいまでコスモスへ立ち寄る。ミルクの種類も豊富だし何よりも安い。そんなコスモスで、改めてねこちゃんの国産牛乳を手に取って地味に青ざめた。

このミルクってば、200円くらいすんのなー。格安ドラックストアでも200円くらいすんのなー。人間様用でも100円しねーのになー。

どうやら僕は、サヨリへの心配が大き過ぎて、金銭感覚すら失っていたらしい。昨日の2本と今日の2本。合計800円の出費で僕は思う。

しばらく、俺の昼食うどんは抜きだな。

サヨリ、食欲モンスター化する

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念のためと思って買って帰ったミルクだったのだけれど、試しにウェッティなキャットフードを与えてみると、サヨリは予想にはんしてガツガツ食べた。息をするより、めしが先とでも言わんばかりの勢いで、牙の抜けた跡は痛くないのかと首を捻る。が、サヨリは一袋では満足出来ずに二袋目を平らげると、さっさと自分のベッドへ戻っていびきをかいて寝始めた。

抜け掛けの牙のストレスから解放されたようで、今日も朝からご飯の催促。帰ってからもご飯の催促。そして、フィットネスボールの上でこの記事を書いている今もご飯の催促。

あまり食べさせると別の心配も出るのだけど、今夜までは特別に許すとしよう。兎にも角にも、サヨリが元気になって良かった。

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それは僕のパンだから食べられないよ。

絶対にあげないから。

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