――はよ、取りに来なんだら、腐るがなクッキーが!
スマホの友人からの+メッセージが軽くオコ。そのクッキーは、友人の息子ちゃんからのイギリスみやげで、取りに来いとの連絡があったのだ。けれど、忙しさにかまけて受け取りに行けなくて、今日もサヨリは元気です。
翌日、友人の職場に顔を出す。やぁ元気? 誰だか分かる? そんな感じでしれっと参上。
白いレジ袋の中には、クッキーと「ビールのおつまみに♡」とメッセージが入った謎の何かと、これは多分、紅茶であろう。そんな三点セットが入っていた。それを受け取ると友人はこう言った。
「これ、あんまり美味くないやつだった。なんつーの味が濃くて甘々だったわ。まぁ、食べてみ。海外のお菓子はこんなもんやで(笑)」
言ってること、何となくわかる。バイクのメットインの中にイギリス土産を放り込んで、一日仕事を終えてから、クッキーのパッケージをまじまじと眺める。全ての文字がアルファベット。当たり前だけれど、ザ・海外! って感じある。サヨリも興味津々だった。
箱を開けて中身を取り出すと、クッキーがバラバラ事件。きっと、乱気流で飛行機が大変だったのだろう。よくぞご無事で、おかえんなさい(笑)
事前に〝甘い〟と警告さたクッキーを、お試し気分で一欠片食べた。
なんだよ、なんだよー。これ、美味い。友人の助言とはまるで違った味がした。この異次元の味への語彙を僕は持たない。けれど、百歩譲ったとて普通に美味しい。甘さもそれほど強くもない。比較対象が浮かばない。とても不思議な味がする。
そもそも、クッキーの類への経験値が低い僕である。これまで経験したことなき味に、僕の舌があれこれ悩む。でも、なんか……うまい。どれだけ美味いかと聞かれれば、これ全部、一気に食べてしまいそうなくらい美味いのだ。
――これは一体、何なのか?
パッケージをスマホで撮影。すぐさまグーグルで調べてみた。今のグーグルは賢くて、パッケージのアルファベットを翻訳までしてくれる。
〝あたらしいウェイトローズ&パートナー 中東のレヴァントの食卓の味 ピスタチオ&薔薇 ショートブレッド2つの古典的な中東のフレーバーが、オールバターのリッチなショートブレッドに融合しました。〟
うん、よくわからん。
ウェイトローズで検索を掛けると、どうやら王室御用達スーパーの名前のようである。ウェイトローズには、高品質かつ素敵なパッケージの商品が数多く販売されていて、旅行者には手頃なおみやげを買うのにぴったりなのだそうだ。
そのつまり、このクッキーは良い奴じゃん(笑)
その日は半分だけで我慢した。一度に食べるとカロリーも気になるし、このお楽しみは翌日に持ち越した。そして、結局、翌日に完食してしまった。
息子ちゃん、美味しいクッキーをありがとな。おっちゃんな、すごく満足したで(笑)
コメント
イギリスのクッキー美味しそう。日本の味とは、少し、違うかも。
しばらく、外国に行ってないよ。もう、行けないかも。
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うどんは語れますが、海外のクッキーは難しいですね。美味しいけれど表現が難しいです。応援ありがとうございました(笑)
ショートブレッドにピスタチオとバラも入っているの? 味の想像がつかないけれどショートブレッドは美味しいですよね。親戚の子も好きでした。手みやげに持って行くと喜んでくれたけど、こちらは近所のスーパーで買えるウォーカーのショートブレッド、そちらは王室御用達スーパー。やっぱり違うんだろうなぁ…。とても美味しいお土産、良かったですね。
僕は、こういうお菓子に慣れてないので、おっかなびっくりで食べました。うまく説明出来ませんが、お上品な味でしたよ(笑)