「サヨリちゃん。」
「・・・。」
「サヨリさーん。」
「・・・。」
「こたつから出て来やしない・・・。ダイソーの樹脂粘土凄いのに・・・。」
「にゃに?。」
ダイソーの樹脂粘土を初めて触ってみた
「想像以上だよ、サヨリちゃん。」
「石粉粘土と違うの?。」
「全然全く無類無き違いが歴然としました。」
「何を言いたいのか分かりませんけど、凄く気に入った事だけは伝わりましたよ、お父さん。」
「これね、練り消しみたいなの。噂に聞いてはいたのだけれど、もはやお父さんが知っているの粘土の概念が覆されたよ。」
「びよ~ん、って伸びますね。お餅みたいです。」
「じゃ、丸めてみるね。」
「お団子、お団子♪。」
「玉子みたいだね、サヨリちゃん。」
「石粉粘土とはツヤとか違いますね、お父さん。」
「この粘土、触り心地も去ることながら、」
「去ることながら?。」
「粘土が手に付きません。これが連邦の新型の能力か!。」
「ガンダムにゃ?。」
「形を作るのも簡単だし、粘土のヘラとか無くっても指で形も整えられるよ、サヨリちゃん。これは凄いわ。みんな使っているはずだわ。」
「めっちゃお気に入りのようですけれど、お父さん。樹脂粘土はコスパが悪いって言ってませんでしたっけ。」
「石粉粘土に比べれば、異常なほどにコスパは悪いよ。あと、耐久性にも不安はあるよ。でもね、」
「でもね。」
「何でも簡単に作れそうな気がするんだよ。なんつーの?。そうそう、可能性を感じるね。」
「アイドルのスカウトマンみたいな言い草ですね。」
「この前、Amazonで買った猫の粘土の本。三冊の中に『ネコデコリーニャ』って本があるのだけれど、そので紹介されていた樹脂粘土。Amazonでおとり寄せします!。」
「グレイスですか。」
「そう、グレイス。」
「Amazonでの価格は831円だけれど、2,000円以上で送料無料って書いてあったから4つくらいまとめて買うわ。セーターでお世話になっているから、Naru姐さんがいるならついでに買ってあげるわ。」
「石粉粘土を2袋使い切ったところだし、このタイミングで樹脂粘土を触ったのも何かの縁だよ。
- びよ~んって伸びて
- 手が汚れなくって
- 簡単に粘土がくっついて
- 乾くと良い感じになる
って凄いよね。」
「でも、お父さん。作った招き猫はカントリーフェスタに出すんでしょ?。材料費だけでもお高くなりませんか?。『お値段を上げざるを得ません。』って感じですよ。」
「いいの、いいの。売れても、売れなくっても良いんだよ、サヨリちゃん。お値段は、石粉粘土の倍くらいになるけどね。」
「まぁ、お値段に合うような招き猫を作って下さいよ。」
「う~ん、頑張る、デヘっ。」
「自信ないんかーい!。」
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