「気持ちが抜けまくっていますね、お父さん。」
「何で?。」
「もしかして、開き直りましたか?。」
「何が?。」
「これですよ、シュークリームですよ!!。」
「セブンのダブルクリームのセブンシューだよ、サヨリちゃん。ジョブチューンのパティシエが選んだ美味しいコンビニスイーツ1位だったんだよ。だから、自転車飛ばして買って来たよ。しんどかった・・・。」
「しんどかった・・・じゃねーよ!。」
ジョブチューンのパティシエが選んだ美味しいコンビニスイーツ1位のシュークリームですよ
「最近、ちょっと度が過ぎていますよ、お父さん。これはあかんやつですよ、きっと。」
「まぁ、まぁ。コレを食べたからって、急に太りはしないから。僕にはマイタケちゃんがついているんだから。」
「でも・・・。」
「それにカロリーだって277kcalだから、スイーツとしてはアリでしょ?。それにセブンイレブンは遠いからね、往復20分の道のりを弱虫ペダルして来たんだし、いいじゃない?。」
「まぁ。」
「セブンのダブルクリームのセブンシューだよ、サヨリちゃん。ジョブチューンのパティシエが選んだ美味しいコンビニスイーツ1位になったシュークリームだよ。」
「あっ!だから買って来たんですか。」
「本当の目的はダイソーだったのだけれど、ダイソーで絵の具を買った帰り道にセブンイレブンの看板が目に入ってね。ジョブチューンでコンビニスイーツ1位だったのを思い出して立ち寄ったのさ。」
「記事ネタとしての起用だったら仕方ありませんね、お父さん。クン、クン。」
「クン、クンは良いのだけれど、絶対に食べないでね、サヨリちゃん。猫は何かと食べてはいけないものが大きから、もしもの事があったら大変だから。」
「分かっていますよ、父さん。見てるだけですよ、見てるだけ。」
「じゃ、シュークリームを割ってみますよ~。」
「にゃあ~~~~~。たっぷりクリームが詰まっていますね、お父さん。」
「どこのコンビニでも思うのだけれど、ダブルクリームを上手に入れるよね。どうやって二種類のクリームを入れているのか気になるよね。」
セブンのダブルクリームのセブンシュー試食
「で、ダブルクリームのセブンシューのお味は?。」
「うっひゃ~、久方ぶりのクリームが喉に絡みつくわ~。あまーい!、うまーい!。糖質制限しまくっていたから、糖分が脳へ染み渡るようだよ、サヨリちゃん。きっと、セブンシューのポテンシャルを最大限に感じてると思うよ。ダイエットしていて良かったわ。」
「感動していますけれど、お父さん。他のコンビニシュークリームとの違いは分かりますか?。」
「う~ん。美味しいのは美味しいよ、サヨリちゃん。さっきも言ったけれど、糖質制限後だから舌が変わっているのかも知れないよ。それを踏まえて、」
「それを踏まえて?。」
「クリームの舌触りがお上品に感じているよ。なんてぇ~の?。ホイップクリームもカスタードクリームも粒子が細かい感じって分かるかな?。」
「ボクは基本カリカリですから、そういうのは分かりません。」
「そっかぁ。えっと、どっちのクリームも製作工程が一手間多いような気がする。いい仕事してますねぇ。って思ったよ。プロのパティシエのシュークリームは食べた事が無い。すなわち本物の味は知らないけど、『○○のシュークリームだから食べてね。』って言われたら、どこの有名店でも信じちゃうとマジで思った。」
「にゃんか美味しかった事だけは伝わりました。で、また食べたいですか?。」
「はい、食べたいです。」
その直後、ローソンからの刺客がキジとら事務所に向かっている事を、その時は知る由もない一人と一匹だった・・・・。
つづく。
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