「来た、来た、来たぁ。」
「これがシリコーンモールドメーカーですね、お父さん。取り敢えず、何の型を取ります?。」
「決まってんじゃん!。シャリだよ、酢飯。」
「えーーーーっ!、またですか?。」
シリコーンモールドメーカーでシャリの型取り
「箱の横に写真付きで説明が書いてあるのは嬉しいね。ネットで調べていたのだけれど、箱を見るだけで使い方が直感的に分かるんだから。」
「A材とB材を同じ分量で混ぜ混ぜするだけですからね。これならお父さんでも出来そうですよ。じゃぁ、チャッチャと片付けてしまいましょう。」
「中身はシンプルだよ、サヨリちゃん。これなら間違いようが無いよね。」
「そうですね、お父さん。複雑な工程は一切なしです。」
「白色がA材、紫色がB材だよ、サヨリちゃん。」
「色が違うから混ざったかどうかの確認も目視で完了しちゃいますね。」
「混ぜたら紫色が勝っちゃった。伸びも良いし、使い心地は油粘土みたいだよ。」
「でも、あの小さな酢飯の型がキレイに取れますかね?。」
「おゆプラ君でも、そこそこ良い感じだったからね。期待はしているよ。」
「おお~っ。なんか良い感じじゃないですか?。」
「説明書によると30分で硬化するそうだから、弱虫ペダルでも見て時間を潰そう。」
「30分経ったから型を抜いてみたよ、サヨリちゃん。シリコーンモールドメーカーが固まるとね、ゴムみたいになるんだよ。弾力性があるから、型を取るのも全然楽だった。」
「この勢いで樹脂粘土を型に込めますか?。」
「あたぼーよ。」
「型を抜いて驚いたのだけれど、サヨリちゃん。写真では分かりにくいけど、おゆプラよりも細部が出ていたよ。」
「おゆプラの型はお蔵入りですね。」
「せっかく作ったおゆプラ型けれど、出来が違うから別の目的に転用しようと思うよ。」
「転用?。」
「おゆプラって、温めると最良が可能なんだよ。だから、シリコーンモールドメーカーが無くなった時とかの緊急事態の時に使おうと思うよ。」
「シリコーンモールドメーカーは一回こっきりですからね。その点で言うならば、おゆプラも優秀な粘土ですよね。」
「○とか□とかの単純な形状なら、全然おゆプラの出番はあるからね。」
「じゃ、シャリ問題は解決ですね、お父さん。ところで、シリコーンモールドメーカー VS おゆプラの軍配は?。」
「細かい型を取るのならシリコーンモールドメーカー。単純な形状ならおゆプラ。おゆプラは再利用可能だからドローって感じかな?。あまりこだわりがない人なら100円で買えるおゆプラでも実用性はあると思うよ。」
「これで、12分の1スケールのお寿司は作り放題ですね。」
「もうね、遠慮なくお寿司をジャンジャン作れますよ。」
「言ってるそばからお寿司を握っているじゃないですか?。」
「まだまだ練習段階なのだけれど、シャリのストックが溜まっているだけでストレスが無くなる不思議。」
「良いお買い物をしましたね、お父さん」
「シリコーンモールドメーカーは、前から欲しかったから期待通りの結果で良かったよ。パン系なんて、ジャンジャン出来そうな気がするよ。」
「その勢いで、招き猫も完成させて下さよ。」
「御意。」
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