ブラッシングを嫌がってた猫のその後・・・。

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うちの猫の話
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抜け毛の季節がやって参りました。

短毛種なわが家の猫さま(以下、サヨリちゃん)でさえ、気を抜けば地獄を見ます。それほど猫の抜け毛は酷いもの。

今はこんな感じですが、6月に入ると抜け毛の量も増量される事でしょう。ぞっとするほど毛が抜けます。

で、

ちょっと聞いた話ですが、猫犬問わず室内で飼っていてブラッシングを怠るとですね。部屋中に抜け毛が充満する事になります。その毛を人間が吸い込んで肺に溜まって病気の原因になる事もあるそうです。愛猫の健康のため。しいては自分の為にもブラシングをする習慣は大切ですよね。

今では、どこでもブラッシングオッケーなサヨリちゃん。

背中でも、

しっぽでも無問題。

嫌がる事無く永遠にブラッシングさせてくれます。

ですが、最初の頃はひどかった。

もうね、一つの単語で表すのなら「喧嘩」という表現が妥当です。別の表現をするのなら、

バトル、抗争、論争、ミドルレンジからの攻防戦….。

などでしょうか?。決して虐待という言葉は使わないで欲しいものです。

こちら側にもクシを通す正当な理由ってのがあったのです。もうね、アンタ(猫)、体にノミ飼ってるでしょ?。こいつらの駆逐はさせて頂きます。第一、アンタのお腹見てごらん。ノミの喰われて赤くなって、お腹の毛だって斎藤さんみたくハゲ散らかってるでしょ?。よって、これは正当な行為なのです!。

個人的に、自分でも理解できない化学薬品を使ってノミ退治のほうがよっぽど如何なものかと思っています。薬品は多かれ少なかれ副作用を必ず伴います。ノミに効果的という事は殺虫能力に優れているという事です。平たく言えば、

「生物を撃退する能力が高い」

という事。それは、ニャンコに対しても無害とは言い難いと思うわけです。特にサヨリちゃんは大病を患った直後だったので慎重に扱う必要性も高かったのです。手間とかなんて言ってられまへんで。

そんな思いはどこ吹く風。サヨリちゃんは、クシも通させてくれないし、しっぽも触られるだけで嫌がるし、お腹なんて論外。

もう激怒!。

サヨリちゃんから猛烈な抵抗を受け続けました。受け続けましたさ。

しかし、辛抱強く毎晩2時間のブラッシングを続けていると、お腹のぶつぶつも消え去り、お腹の毛も復活。体が痒くなる事も無くなって来た頃にはノミ取りクシを見せてただけで寄って来るようになりました。サヨリちゃん、思ったよりはアホじゃないのね(笑)。

その年、夜のブラッシングは60日以上続き、長かった第一次ノミ大戦は収束をむかえます。そして、我らの平和を維持するために行われるブラッシングは、毎年、桜の季節から始まるのであった。

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