「ボタンが取れたの?、お父さん。」
「そんなんじゃないよ、サヨリちゃん。」
「でも、ボタンが6つもありますよ。」
「これはボタンじゃないよ、お皿だよ。」
「遂にボケましたか?、お父さん。これがお皿に見えるなんて・・・どこのホームに入所しますか?。それとも病院ですか?。」
「そうじゃ無くって、フェイクフードのお皿に使うの。」
「だって、穴が開いてますよ。お皿には使えませんよ。」
「穴があっても良いじゃない?。だって、そこにはパンが乗るんだから。」
「あっ、そっか。」
100均ボタンはパンの皿
「お皿だぁ~。」
「お皿だろぉ~。」
「先程は、失礼な事を言ってごめんなさい。お父さん、冴えてますよ。」
「だろぉ~。」
「ところで、こっちのオシャレなボタンもお皿にするの?。」
「それ・・・ね。」
「にゃ?。」
「木のお皿に使えそうだったから買ったんだよ、ダイソーで。そしたらさ、裏っ側も膨れてやんの。よって使えませんでした。何かの時に使えるかも知れないから取っておきます。」
「お気の毒。」