「朝ですよ、サヨリちゃん。」
「今日はお天気ですね、お父さん。ボクはまだお眠です。」
「お眠なのは良いのだけれど、サヨリちゃんの下敷きになっているiPod touchを取らせて欲しいな。」
今日は一緒に事務局行くで~
「あ。お父さんの横で寝ていました。iPod touchには気づきませんでした。ボクは退きませんので、上手に取って下さい。」
「それはやってあげるけれど、サヨリちゃん。事務局へ一緒に行くかい?。お父さん、事務局へ行ったら散髪の予定だけれど。それでよろしければ連れて行ってあげますよ。」
「了解しました、今雪さんのところですね。ボクは事務局で適当にお父さんを待っていますよ。」
「事務局へ着いたのだけれど、全然、目が開いていませんね。大丈夫ですか?、サヨリちゃん。独りでお留守番できますか?。」
「大丈夫ですよ。ボクはabemaTVの『TRICKイッキ見』というのを見て過ごしますから。散髪なんて小一時間ですよね。それくらいなら全然オッケーですよ。」
「あぁ、TRICK見ていたのね。なんか、貞子と被る絵だね。リング見ているのかと思ったわ。」
「お父さん、知らないの?。仲間由紀恵さんはリング0で貞子役していたのですよ。ちなみにリング0バースデーは、貞子が井戸に落とされる前の物語を描いた映画作品です。だから、山田の後ろ姿が貞子に似ているのも当然なのです。ボクは、山田を見ながらお留守番していますから、カリカリとお水の準備はちゃんとやっとけよ、上田。」
「はい、はい。」
一時間半後
「サヨリちゃん、帰ったよ。順番待ちがあったので少し遅くなりました。」
「zoo…zoo…。」
「ただいまぁ~。」
「遅かったですにゃ~!!!!。」
「事務局は守り通せたかい?。」
「当たり前ですにゃ。何なら、これからずっと事務局を守ってもいいぞ、上田。好きな時に連れて来るがいい。これくらい、お茶の小さいさいですよ。毎日でもイケそうだ。」
「いや、まだダメです。温度計みてみ?。」
「寝るなよ!。ひんやりシートがあるから、そんな顔で寝ていられるのだろうけれど、室温はこれだから。せめて気温が30度を切らないと、長時間のお留守番は任せられませんからね。」
「じゃ、今度はいつ連れて来てくれるの?。」
「う~ん、分からん。そうそう、今日の夕方から『機動戦士ガンダム』の一挙放送があるよ。それを見てから帰ろうね。」
「キンギラギンにさり気なくお散歩の話題を逸しましたね、お父さん。『アムロ行きまーす』を見て帰るのは良いですけれど、帰り道の公園でお散歩させて下さいよ。別に足を伸ばしてくれても構いませんし、それ以上の何処かでも一向に構いませんから。」
「う~ん、それは考えておくわ。」
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