おじさんも美少女も自分の殻を破らなければ入れないお店というものがある。花屋級では無いのだけれど、僕にとってケーキ屋とか和菓子屋へ入る事がそれにあたり、入店へのハードルはチョモランマ級に高い。甘いものは女子供が食べるもの世代なのだから、このような店舗には自動的に結界みたいなものが僕の前に張られてしまうのだろう。昭和世代のおじさん限定で張り巡らされる結界は殊の外強力で、言い換えれば一人で牛丼屋へ入れない美少女のようなものなのだ。
和菓房たからのいちご大福
和菓房たから。普通に読めば「わかぼう」なのだけれど、少し自信がないのでルビ(仮名)を入れるのは止めておこう。
僕にとって、和菓房たからもその類いの店舗。その中でも上位クラスに分類されるのだけれど、都市伝説というか噂では、目的の和菓子を買うのに30分とか1時間待ちなんてざらなのだとか。
おいおい、そこは病院か。まさかユニバじゃ無いよな。高松の田舎で人が並ぶなんてぇ〜のは、おそらく病院の待合室くらいのものだろう。うどん屋でも30分待たせられたら立派なもんだよ。
そんな讃岐の超人気店、「和菓房たから」の大きないちご大福が目の前にあります。iPadで長さを計測してみると高さが6cmもありました。
前記事で、ダイエットしますよぉ〜って。夏までに痩せますよぉ〜的な記事を書き上げた直後に頂いた3時のおやつ。大家さん、有り難い頂戴します。って、見てたの。アノ記事、更新直後に読んだのか。こいつは美味しい文春砲か。新手のダイエット妨害作戦なのか。食べるけど。
そんな絶妙なタイミングで投入されたいちご大福に、神様か何かの意図を感じつつ、大福写真撮影をして直ぐに食べた。食べ物でも何でも、新鮮なうちが一番美味しいものなんだよ。
愛猫サヨリも大福目当てで僕の膝の上に飛んで来たのだけれど、猫は甘さを感じる味覚というものを持っていないのだ。即ち、猫は甘さを感じられない生き物。だから猫に甘いものは害にしかならないし、猫にイチゴを与えても大丈夫なんてネットに書いてあったのだけれど、この前、イチゴあげても食べなかったじゃん、キミ。
僕の膝の上からいちご大福へ向けて頭部を左右に振りながら少しずつ大福へ接近するサヨリは、さながらデンプシーロールのようなインフィニティ(∞)の記号を空に描くものの、僕の肘ブロックに逢えなく撃沈された。
甘いものは女子供が食べるもの世代でも、たからのいちご大福だって、たからの別の大福だって食べた経験くらいは持ち合わせている。いつでも5個くらいは一気にいける自信だってある。
僕の夏までダイエットを阻止したいリア友のみんな。いつでもたからのいちご大福を持って来てくれ。10個くらいだったら全然イケるから。ただし、いちご大福は冬から春までの期間限定商品で、
「これが今季最後かも知れない。」
と言われて頂いた大福。もう、ネット通販ではsold out。お店に行っても買えないかも知れないけどね。
因みに、甘いものは女子供が食べるもの世代の青春時代はと言うと、町には小さな喫茶店が沢山あって、喫茶のテーブルの上には普通に星座占いの機械があって、インベーダーゲームなんてまだ無くって、お店の名刺代わりにマッチを貰えてた時代。セブンスターが160円くらいだったかな。思い返せば、あの頃は大人も子供もスリムな体型の人が多かったような気もする。
今日はアブローラーの回数を増やしとこ。
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