「トナカイです、赤鼻のトナカイですよ、お父さん。」
「この前のワンちゃんと同じ金色のトナカイさんですね、サヨリちゃん。」
「トナカイさんもおいで姐さんからですか?。」
「そうだよ、クチュリ姐さんが作ってくれて、おいで姐さんが持って来たんだよ。」
「もうすぐハロウィンですけれど、ボクらはクリスマスのコスプレですね。」
「何でも先取りだよ、サヨリちゃん。」
ハンドメイド帽子の第一弾は赤鼻のトナカイさん
「こんばんわ。トナカイです。」
「おやおや、今日はトナカイモードですね、サヨリちゃん。犬の時には、ワン、ワンって鳴いていたのだけれど、トナカイさんは鳴かないのかな?。」
「・・・トナカイさんの鳴き声、ボクは知りません。お父さんは知っているの?。」
「さぁ、検索を始めよう!。」
「よっ、高齢の仮面ライダーW!。」
「Googleさんで『トナカイの鳴き声』で検索したら、一発で出てきたよ。トナカイの鳴き声。豚さんの『ブーブー』を極太にした感じの声だね、サヨリちゃん。」
「ホントですね、豚さんみたいな鳴き声です。記憶しました。トナカイさんは、ブーブーですにゃ。」
「一瞬、猫に戻ったみたいだけれど、今日はトナカイさんで行くのかな?、行っちゃうのかな?。」
「もう~、期待しないで下さいブー。トナカイさんの鳴き声は難しいですブー。」
「考えましたね、サヨリちゃん。ブーが太文字になっていますよ。何となく豚さんよりも野太い感じの声として読めます。ちょっと斜に構えて、雀鬼さんみたいですね。」
「天運、地運、それぞれが交錯する卓の上で、桜井は考えていた・・・、今、天運があるのは自分だと。リーチ、ブー!」
「トナカイさんから脱線していますよ、サヨリちゃん。クリスマスの時期になると、こたつで家族マージャンも楽しいですけれど、可愛い雰囲気が台無しです。」
「お父さんが悪んだブー!、雀鬼さんなんてネタを振るから乗っかってみただけです。ところで、トナカイさんと言えば海賊さんの中にもいましたね。人間の言葉を話すトナカイさんが。」
「ニャッパーだ!。今年の2月にかぶった帽子だね、サヨリちゃん。この帽子もサヨリちゃんに合わせて作ったのだけれど、イマイチフィットしなかったよね。」
「そうですね、ボクも仏頂面していますよね。でも、『にゃんこ帽子ベースタイプ プロットナンバー222』と合体させれば普通にかぶれますよ。」
「その手があったね、サヨリちゃん。『にゃんこ帽子ベースタイプ プロットナンバー222』を使えば、スライムでも何でもくっ付ける事が出来るよね。サイズは勿論だけれど、毛糸の素材が良かったのかな?。」
「そうですね。フワフワしているのが良かったのかも知れませんね。出来ることなら、もう少し耳のところがゆったりしていればパーフェクトですよ、お父さん。」
「それは大丈夫だよ、無問題です。」
「にゃんで?。」
「使っていたら勝手に伸びるから。」
Related Posts