わが家の猫様の寝言は煩い。
けど、可愛い。
猫様の寝言は家族でも評判で、結構なくらいはっきりと声にだして寝言を喋る。その癖して、起きてる時には声を発しないタイプ。きっと、ストレスは腹に貯めこんでしまうタイプなのだろう。気を付けなければと思いながらも、今夜も猫様の寝言が部屋の中に行き渡る。
猫は寝ながら鳴くよ
猫様と初めて寝たのは何時の事だっただろう。あれは、寒い冬の日だった事だけ明確に記憶している。ネットで猫の情報を見ていると、普通に腕枕でスヤスヤと眠る猫は少ないようだ。
足首や股間を枕にして寝る猫が結構多い。わが家の猫様も例外では無く、そっち側の猫だ。就寝時には、私の足首を枕にして寝ている。夜中に目覚めると股間へ移動。朝になると、私のお腹もしくは胸の上で香箱座りをしてゴロゴロやっちゃってるのがお約束。
イビキもかけば、寝言も言う。
わが家の猫様は鼻の調子が年中悪い子。なので、普段から鼻をズルズル鳴らしている。左の鼻はいつも鼻水を垂れているからティッシュは欠かせない。知らない人が見たら、きっと嫌がるんじゃないだろうか?。決して綺麗な猫とは言えない。
そんな猫様は睡眠状態に入ると、ズルズルという鼻を鳴らず音がイビキへと変わる。それはもう、見事にイビキなのだ。チョットしたおっさんが寝ているかのようだ。
そんな猫様も、病気になる前は仔猫の如くスヤスヤと眠っていたのです。その頃、私は初めて猫の寝言というものを聞いた。今以上に無口だった猫様の声を聞けるのは夜くらいのもので、寝ていると、足元から何やらニャー、ニャーと煩い。
最初は、布団の中で遊んでいるだろう。夜行性だから暇を持て余しているのだろう。そう思ていた。でも、チョット猫様の独り遊びを覗いて見たくなるのは必然。
そ~っと布団の中を覗いて見ると、ガッツリ猫様は睡眠中だった。しばらく、じ~っと見ていると、伸びをしながら、
「ニャー。」
と鳴いた。そして、毛布をモミモミし始めた。立派な成人猫になっても、赤ちゃんの時の記憶がそうさせているだろう。微笑ましい気持ちで、再び眠りに着いた事が昨日の事のようだ。
猫様も私も、お互いに馴れあいの関係でグダグダ。結構なボリュームで毎晩、寝言とイビキを聞かせてくれる。猫様と寝ていると、足は重いし耳触りにすら感じるが、たまに嫁の部屋で寝ている時。やっぱり寂しく感じてしまう。
猫よりも犬。ってか、呼んでも来ないし、言う事聞かない猫なんて要らない。そもそも、あの目つきが好きになれなかった。
それがこの変貌ぶり。きっと猫は何らかの妖術を操る生き物なのですよ。きっと、そうに違いない(笑)。
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