2018年、西日本全土を襲った平成30年7月豪雨(西日本豪雨)。中国地方での総雨量は、6月28日0時から7月8日9時まで間に500ミリを超え、200名を超える尊い命が奪われた。その大災害の中、水没した店の中を生き抜いた子猫が、正式に看板猫として迎えられ周囲で話題となっている。
西日本豪雨、一週間前に送られて来た子猫の写真
「子猫が店に迷い込んで来たんじゃ。」
そう言って、僕のLINEに送られて来たのは1枚の子猫の写真だった。
毛がフッサフサなブラウンタビーの男の子の名前はまだ無いのだとか。写真の送り主は、間地石材店(岡山県小田郡矢掛町)の社長さん。僕とは数年前からお付き合いがあって、猫のお遍路セットを展示してもらっていたりもしている間柄なのです。
「まだ小せぇけぇ、ご飯を食べさせてあげてるんじゃ。」
この子は未来の看板猫確定だな。
「可愛いやん、ええやん。」
平成30年6月21日の出来事だった。子猫の写真一枚で、軽くほのぼのした気持ちになった。そう、一週間後に起こる災害の事など何も知らずに。
子猫の寝ぐらが水没
子猫の写真が送られて来た日から一週間後、西日本が平成30年7月豪雨に見舞われる事になる。そして、それは子猫の寝ぐらになっていた石材店の倉庫も同じだった。幸いにも、間地さんの家は店とは別の場所にあり、ご家族は難を逃れたとは言うものの、豪雨の中の子猫の安否が心配された。
水没した店舗の写真に写り込む2トン車をみると水没の酷さがわかる。更に、この写真は道路規制が解除されてから撮影されたもので、最高水位は更に高く、最大水位は2メール近くにも達したと言う。この状況下での子猫の安否は絶望的で、それでも一縷の望みにかけ、水が引いた直後に子猫の元へ駆けつけた間地社長。
水と汚泥でボロボロの倉庫の中、名も無き子猫を呼ぶと、
「ニャ~!。」
っと元気な声が返って来たそうだ。
あの日から1ヶ月の月日が過ぎ去り、豪雨を生き抜いた子猫。現在は、間地石材店の看板猫として、そして、ニャルソック警備員として。日々、店番をしながら周囲を和かにさせている。
だがしかし、この子の名前は未だ決まっていないのだとか。
これは由々しき問題です!。
由々しき問題なのです!。
「ニャンで2回言った?、お父さん。」
「強調文です!。」
ボクにニャマエを下さいニャ
「ボクは、岡山でお店の看板猫をやっています。名前は、まだニャい。今は暑いので、お墓の石の上で寝そべってる事が多いですニャ。お客さんからは可愛いって言われてますニャ。
そんなボクのニャマエのお話で、サヨリちゃんのお父さんがうちのお父さんに、
『猫に名前をつけてあげなよ。』
って電話から言ってくれましたニャ。ボクもボクのニャマエが欲しいですニャ。」
「こんなに可愛いのに、ニャマエがニャいのも如何なものかと。つきましては、ボクのニャマエを一般募集したいので、お父さんのFace bookにボクのニャマエの案を下さいニャ。沢山のご応募、待ってますニャ。」
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